コミュニケーション。
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結局のところ。 あたしは寂しくて仕方ない。
優ちゃんが電気を消して、寝室へ行ってしまった。 秀が起きていれば楽しいけれど、 さすがにこの時間は寝るようになった。 あたしは一人だ。 望まない一人。
結局のところ。 あたしは抱かれたくて仕方ない。 いつも傍にいるのは優ちゃんなのに、 あたしを抱きたいとささやくのはどうして優ちゃんじゃないの? ささやかれるたびに、みじめで、情けない。
泣いてブスになったら、優ちゃんに笑われるってわかってるのに。 寂しいの、と抱きついても、 喜ぶ人じゃないってわかってるのに。 繰り返してしまうのは何故?
そもそも。 抱かれないからと寂しさを感じるのが間違ってるのも、 わかってる、のに。
ホワイトデーのケーキなんか要らないよ。 抱きしめてキスをして愛していると言ってくれたら。 例え来年の今日まで言われなくても、頑張れる気がするのに。 ケーキが彼なりの「愛してる」だと思うと、言えない。
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