コミュニケーション。
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2008年06月21日(土) 寝しなの会話





暗闇の中、手が伸びてくる。
きっと子どもを触るのだろうと、シャツを少し捲る。



だけどそれに反して、触れられたのは乳房。
予想外、そして久しぶり…私の息が詰まる。



ぐいっと引き寄せられた耳に、
吐息と、声がかぶせられる。



「キレイになったら、毎日だ」




一ヶ月以上抱かれていない身に、
毎日、が甘く響く。
体が震えた。




「何でもするから………約束」




「違う世界に連れてってやる」






溶けてしまう。
あなたの温度に。声に。




あなたに抱かれるなら何でもする。
あなたにしか、抱かれたくないから…。






キレイになったら、なんて。
今の私は嫌いなのね?と返してみたくなるけれど。
その前に既に溶けている。
今の私さえもどうでもいい。
抱きたいと言われたらおしまい、それが私の本性。





でも最近知ったことは、
そうなるのは、恋した相手にだけってこと。
私はまだ、あなたに恋してるのね?








こないだの土曜日、あなたは、
私の大好きなScorpionsにのせて、
呟きながらキスをしてくれた。
あなたの代わりにルドルフが、私に愛してると言ってくれた。


そんなキスは、もう当分しないのだろう、と思うと、
せっかくの甘い余韻も去って、涙が、出てきてしまうけど、


当分、の先の未来を諦めてしまっては、
本当におしまいだと思うから、



優しいあなたを信じて、頑張ってみる。
あなたが今まで私を信じてくれた分、今でも信じてくれる分、
これからの未来に賭けてくれている分。




涙が出ちゃうほど、不安なの。
私は、まだそんなに強くない。
でも口には出さずに、いてみるから。




だから、強くなれたら、きっとキスをしてよ。
私、絶対に諦めたりしないから。






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今までと違うのは、
「これから浮気するならバレないとこでやれよ」と言うこと。
「絶対するなよ」と言ってたのに。



寺島とセフレだった頃、
「彼氏作れよ」
と言われて泣いたことを、思い出した。


気持ちが変わっちゃってる。
途端に悲しくなって泣いたけど、
嫉妬してることにそのとき気がついたので、
布団を抜け出すのは、辞めた。



今回のことは、本当に私が悪かったけど、
当の私が、いつまでも優ちゃんに甘えて泣くわけにはいかなくて、
例え、優ちゃんがこれまでどおりに愛せなくても、
私は存在し続けなくてはならない。


きっとそれは、愛されていても必要なことなのだとは、思うけど。





愛している、とキス出来なくさせて、ごめんなさい。
私が生み出した悪循環。
だから、文句は言わない。




雪絵 |MAILHOMEBLOG

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