コミュニケーション。
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2008年06月11日(水) 不幸の顔をしてやってくるもの。






やきもちシリーズをするつもりだったけど、
嬉しいことがあったので、お休みで(笑)



と言ってもお金が絡むので、
100%よくはないんだけどね(-_-;





私は、本当だったら、
この3月に大学を卒業して、就職してるハズだった。

そして、そのお給料で、
学費のための借金を返していく予定だった。


だけど、勉強嫌いが最高潮に達して、
2年のときに辞めた。
それ以来フリーターで、
いつかは正社員になるためには動いていたけど、
結果的に、パートのまま、デキちゃった結婚となった。


もし正社員になったあとでこの展開だったなら、
産休となり、休んでる間のお給料ももらえるけれど、
パートだったし、うちは中小企業だしで、
私は完全に無収入となる期間がやってくる。



親が払うものでしょ、という考え方も勿論わかるのだけど、
私は、なんとなく入学してなんとなく中退、
なんていうとんでもない親不孝なうえ、
23年上の人との結婚、を許してもらったのだし、
せめてこれくらいは、という思いだった。



唯一の問題が産休中の無収入だった。
お願いする相手は旦那しかいないので、
勿論後で返すから、とお願いした。



旦那の両親はそりゃぁ立派な人なので、
子どもの学費はしっかり払っておられたようで、
旦那は、そんな借金は寝耳に水だし、
親が払うもんだろ!ととりあえず怒った。

大体が、うちの親にいい感情持ってないしね…。



私は、もうそんな展開には慣れているので、
はい、はい、と大人しく聞いた。
前回も、同じような感じで喧嘩になった。


前回は、今回のように返せるお金ではなく、
完全に、旦那に頼らなければならない、というお金だったので、
私がとても気弱になって、うまく話を進められず、
旦那もムシャクシャしたみたいだったけど、


今回は、自分が払う!と強く言えるので、
なんとか話は進んだ。
親のことも、前回より詳しく説明できたので、
以前よりは、旦那の理解も増えたらしく、
私が払うということを納得してくれて、
産休中は、旦那に代わって払ってもらう、
なるべく早く復帰する、
ってことで話がついた。


前回は本当に、払ってもらうのが申し訳なく、
(といっても、歯医者の診療代なんだけどね…)
喧嘩の後も、どうしたらいいかわからなかったけど、

そんな経験もあってか、
今回はそこまで落ち込まずにいられた。
旦那も、最悪の機嫌とまではいかなかった。
文句は言ってたけど、
私が払う理由を、多少はわかってくれたのだと思う。



そう思っていたら、旦那が、



「2年経ったら、2人目を、って思ってたけど、考え直さなきゃなぁ」



って、言った。







今度は私が寝耳に水である。
旦那が、そんなこと考えているなんてちっとも知らなかった。


今私のなかにいる子は、まさしく授かりものといった、
突然の子である。
この子の存在を基に、たくさんのことを動かしてきた。
私はそれで精一杯で、
そりゃぁ、長い目で見たときチラッと考えないこともなかったけど、
まずはこの子優先だと思っていたし、
ましてや旦那には言えなかった。


旦那が子ども好きとはいえ、
あまりにも突然に、多くの状況を変えてしまった。
何十年も変わらなかったことを、
あっさりと変えさせてしまった。
あたしだけの責任ではないから、微かではあるけれど、
申し訳なさみたいなものがあった。



でも、当の旦那の優ちゃんは、考えてくれてた。
私との家庭の計画を、未来を、考えてくれてた。
私は、その計画の邪魔をしてしまった。
他の誰でもなく、優ちゃんが、
考えてくれてたのに。




フラフラした自分の過去を、初めて後悔した。
今回のことを、初めて申し訳なく思った。

同時に、すごく、すごく、嬉しかった。
優ちゃんが、私との子どもを、望んでくれた。




「ちょっとばっかし計画乱して、ごめんね」


泣きながら、優ちゃんのシャツを掴んで、言った。
わざと、ちょっとばっかし、にしたのは、
絶対になんとかしようと思ったから。


お腹の子の弟か妹を考える、その日のために。
私、やってみせる。






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結果的には、幸せを増やしてくれた。
そしてこれから、人間として成長させてくれる。
ありがとう。




雪絵 |MAILHOMEBLOG

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