コミュニケーション。
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2007年06月12日(火) 曲がりなりにも、好き。





いつのことだったか、
って書き出して思い出したが、1ヵ月半ほど前から、
カメラマンのことは下の名前で呼んでいる。

まぁ前も書いたけど…あたしを呼ぶことは少ないので、
一方的に呼んでるようなもんだけど。


金曜日はデート決定!
目指して仕事頑張ります。
今日もうっとりさせていただきましたが(照)



こんなことを書きつつ…
本家を更新予定です。
結局寺島が好きなんじゃねぇの?と読めてしまうかもしれませんが、
文句は受け付けませんので、あしからず。


ここに明言すると、
今あたしが選ぶのはカメラマンですので、ご安心を(謎)




流れに沿って…カメラマンのお話。





突然だけども、あたしの部屋には何年も前から、
『冬物語』という漫画がある。

ちょっと古いけど面白い。
簡単に言えば、浪人生達の恋模様。
それを小学生の頃読んで、何が面白かったのかわからないが、
1巻から3巻まで買っていた。
多分お金がなくて、続きを買ってなかった。


このたび、レンタルでやっと続きを読んだ。
ずっと部屋にあったせいで、藤原君も愛読者になっちゃってたし。



その漫画の中で。



主人公に恋する女の子が、
あまりにも主人公が身勝手かつ振り向かないので、

(と言ってしまえばうすっぺらいけど実際はせつない)

主人公の前から姿を消すのだ。



で、主人公は腑抜けになり、
女友達が、その女の子に相談にいく。

(ちなみに、主人公はこの女友達を追っかけているのだが)



「光君には、奈緒子さんが必要なのよ!」


だったかな(おい)
とにかくそういうことを言うのだけど、


奈緒子ちゃんは、あっさりと席を立ち、



「ごめんねしおりちゃん。


あたし今、好きな人がいるんだ」



と笑って去ってゆく。


好きな人、というのは奈緒子ちゃんに惚れた男なのだけど、
まぁそこは置いといて、

そのときの奈緒子ちゃんの笑顔が、
とても爽やかで、かっこよろしい。



あたしははっとした気分だった。
好きという気持ちに嘘がないなら、
堂々としてていいんだ。
笑ってていいんだ。




その日のカメラマンからのメールのタイトルには、
「S駅にて」
と、いつものように、
会社の最寄り駅が書いてあった。

タイトルを必ず入れる人なので、
仕事終わりのメールの、決まりごとみたいだった。



今S駅なら、30分後に帰ってくる。
奈緒子ちゃんの笑顔に開かれたあたしは、

「今行かないと後悔しますよ」
という藤原君にも背中を押され、

「これがあたしの答えよ」と笑い、
チャリを飛ばして、迎えに行った。


ま、要は藤原君を放置で行ったわけだが(苦笑)
むしろ推奨してくれるのがいいところ♪



「おかえりなさい」


「ただいま」



何の許可も得ずに会いに行ったのは初めてだったけど、
受け入れてくれたし、
いつもどおりのうちの人、だった。


ちょっとはびっくりさせられたかな、と、
あたしは大変満足だった。





いつものように喋って、うっとりして、
さぁ帰ろうか、
と腕を絡めて歩き出したら、
カメラマンが口を開いた。






「今日はね〜…

休みなんじゃないかな〜って思ってたんだよね」



休み、とは、
あたしのコンビニが、だ。



「うん?」





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「こういうのを5文字で言うとさ…


オモウツボ、って言うんだよ」




してやられた、と悔しがりながら、
あたしは、
カメラマンがあたしに期待してくれたこと、
その期待に応えられたこと、
それがたまたまだったこと、
全てが嬉しかった。



あなたもあたしに、会いたかったのね。
それが実感できるととても嬉しい。




***


峰さんのことは、気分になったらということで(じゃぁ予告するな)


ところで、ここ3、4日、
藤原君から音沙汰なしなのですが?
元気してるのかしらん。




雪絵 |MAILHOMEBLOG

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