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2004年05月24日(月):読書日記【歳月】by司馬遼太郎

ぶっと。
あとがき&年譜も合わせると700頁超!
上下篇に分けることはできませなんだか?
場所も取るし、重たいし、何よりもブックカバーに入らないじゃアリマセンカ!

せっかくですので、フリーサイズのブックカバーを買ってみました。
参考までに→コレです。
探せばもっと安いトコあったんだけど、前もココで買ってみて割とヨカッタので。

前置き終わり。以下感想。

江藤新平と前原一誠とダブるのは反乱を起こしたからなんだろうな。

同じ司馬遼太郎著【竜馬が行く】の中で、坂本竜馬は「論争は好まない」というくだりが出てきます。
論争で勝っても、相手を納得させることができるわけではない。相手の面目を失わせるだけで、いたずらに恨みを買うだけみたいなことを言ってる(思ってる)んです。
が、江藤は論争が大好き♪
喋って喋って喋り倒して、恨み買いまくり。
江藤は、藩公の二重鎖国(江藤の出身地佐賀藩は他藩士との交流を固く禁じていた)のせいで、幕末に活躍できず時勢に乗り遅れたと深く深くうんとふか〜く恨んでいましたが、その方がかえってよかったんじゃないかと思います。
幕末に自由に奔走できていたら、江藤は間違いなく横死してました(断言)

ところで、この藩公さま(鍋島閑叟)は呂々さん、イチオシ。
初めて祇園に出かけるシーン、可愛すぎ(笑)
司馬遼太郎著作の藩公さまはいつも茶目っ気があって好きになってしまうわ。
【竜馬〜】のときも山内容堂が密かにお気に入りでした。
聞くところによると、後はもう彼は登場しないそうでちと残念。

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