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2004年01月18日(日):DVD【風の谷のナウシカ】

金曜日に、TVでやってましたよね。
あれ見てようやく買ったまま放置していたDVDを観る気になりました。

ジブリアニメ、と言えば一も二もなく「ナウシカが一番好きっ!」と即答する呂々さん。
しかーし。
【ナウシカ】って、世界観のせいかどことなーく暗い印象があったんですよね。
好きなんだけど、あんまりみる気がしない。
観てて気分が沈んでくるっていうか。
トルメキアの舟が墜落するまでは楽しいけど…。

ところが。
改めてみてみると、全くそんなことありませんでした。
今まで【ナウシカ】だけが妙に重たい映画だと思っていたのが嘘みたい。

でも理由は一目瞭然。
すっげー今更なんですが、私ストーリーをまともに理解できてなかったみたいなんです。
ジブリじゃ一番好き!とか言ってたくせに。
サントラまでもってるくせに。

概ねの流れはわかってたんですが所々で「あぁ、なんだ。そーゆうことだったのか」って思うトコが多くて。
で、よーーーーく思い返してみれば「全編まともに通してみたのって、イトコと一緒にみた小学生のとき以来だよ」って結論に。
イトコと仲良く遊んでたのなんて小学生の頃だけだったから、この記憶に間違いはなく…。
ってそんなことはどーでもいいんだけど。

この話、やっぱ子供には難しいんだと思う。
さもなくは私がとんでもないアホウだったんだろうな(遠い目)

なんせ、アスベルの母をナウシカの母だと思っていたんだから。
だって、ナウシカってばアスベルママに「かあさま」って呼ぶんですよ?
当時の私はそれが不思議で不思議で。
「なんで、アスベルのおかーさんなのにナウシカのおかーさんなの?じゃ、ナウシカとアスベルって兄弟なの?」って真剣に思ってたんですよ。

ナウシカがアスベルと出会う直前、湖上でオウムと交流(っつーか交信?)するシーンがあるじゃないですか。
そのときにナウシカはオウムにアスベルが生きているってコトを教えてもらうわけなんですが、そのときの台詞が当時の私には不可解だったんです。
「あの人が生きてるの?待って!オウム!!」
ってやつ。
この台詞のお陰で、ナウシカには、長い間探し求めている誰かがいるらしい。ユパさまのよーに。って思いこんでしまったんです。
話は前後しますが、冒頭でもナウシカは一人であちこち行きまわってるような感じだったでしょう??
なんのことはない。
自分達を奇襲してきて撃墜された「あの人」が生きている、ってそーゆーわけで、冒頭は単なるお散歩だったんですよね!

だけど、一端そう思い込んでしまうと、妙につじつまが合っちゃうんですよ、これがまた。
腐海の底でナウシカが見る幼い頃の夢だって、ママがすごい思わせぶりに見えるし。
その数十分後にアスベルのママが登場したらもうコレは伏線以外のナニモノでもないって思っちゃうじゃないのっ。

まさにずっと探し続けていたおかーさんと感動の再会!ってなもんですよ。

なのに、なんか変なかんじ。
何年も生き別れだった二人の再会シーンなのになんでこんなあっさりしてるの?
王族だから色々とフクザツなんだろうな。なんて、勝手に納得(は、多分してなかったと思う。今日だって見始めるとき、別にアスベルとナウシカが兄弟って意識は特にしなかったし。。)したりして。

私、きっとこの勝手に作り上げた複雑な相互関係(爆笑)がとても重たくて心にひっかかってたんだろうなぁ。


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って、月曜日に給湯室で熱く語ったら「そのイマジネーションがあったら小説家になれる」って言われました…。
アレ?

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