今年は一体何月まで列島に台風がやってくるのだろうか…と、ここ数日の雨雲を見上げて遠い目をしていた管理人です皆様こんにちは! 少雨でダムの貯水率いつもハラハラのミカン国にも、今回の台風27号で、さすがに気合の入った雨が降りました。
ただ、継続して降った時間は長かったものの、勢いとしては豪雨一歩手前くらいだったので、9月の集中豪雨のときのように道路が冠水したり、河川敷まで水が上がってきたりすることはなく。 今日は雨もあがって、ようやく洗濯物も乾きました。 まったく今日たたんだ洗濯物の量といったら、何人家族かというくらい…(倒)
それはさておき。 ここ最近、さる事情で体調不良が続いていることもあって、日記が放置プレイ状態になっておりますが(滝汗) おかげでまだ引きずっている、関西組ミカン国来襲日記その3でございます。礼様の方のレポ、とっくに終わっとる…!
とまあ、細かい事情は気にしないそぶりで続きです。 桔梗屋さんのお迎えのために松山空港に着き、駐車場から見える帝人の工場にいきなりテンション急上昇の礼様とともに、まずは空港内のお土産売り場へ。 朝早かったので、もしかしてまだ売店開いてないんじゃ…という私の心配を笑い飛ばすかのように、サワヤカに営業中のスカイショップへ突入し、礼様はおもむろにお土産を物色し始めます。 そんな礼様の後ろをフラフラついて歩き、ゆるキャラグランプリで優勝して以来、やたら山盛りになっているバリィさんグッズと、そしてこれまた何故か四国にやたら進出してきているくまモングッズの山を眺めて、「ここは松山なのか今治なのか熊本なのか…」と、かなりどうでもいいことを呟く私。
そうこうしているうちに、礼様の大阪お持ち帰りのお土産も決まり、支払いを済ませて到着ロビーへ。 桔梗屋さんの乗った飛行機は、これまでの人生で、自分の乗った飛行機がただの一度たりとも定刻どおりに離着陸したことのない私にとっては、驚愕の正確さでほぼ定刻に到着し、ほどなく乗客の皆さんが姿を現し始めました。 おかしい、飛行機って普通30分か一時間は遅れるもんなんじゃないの? それとも私の乗る飛行機はすべてトラブル発生が運命付けられているとでも!?
…などと頭を抱える間もなく、ガラスの向こうに桔梗屋さんがさらっと登場。背が高いし、和服だしで、そりゃあもう一発で発見です。 かくして無事に合流し、今回のミカン国集結の最大の目的でもあった、スタバデートを敢行するために、私の行きつけの商業施設へと移動を開始。
私が大阪入りする時のケンタッキーデートにしても、今回のスタバデートにしても、遠方の友人同士で久々に顔を合わせたのに、なんでまたわざわざ地元にもある全国チェーンのお店に行くんじゃいという話ですが、重要なのは場所ではなくメンバーなのだよとイシュヴァール尊師ふうに申し上げて、足取り軽くらんららんと開店直後のスターバックスに突入です。
お店に入り、当日がスタバデビューだという礼様のメニュー選びをしていると、私の大好きな、かわいくて親切なおなじみのスタッフさんがやってきて、挨拶のあとにちょっと目を丸くして「今日は何かあるんですか?」。 エッ何かって何が?と思ってはっと気付くと、そういえば私以外の2人は、伊予絣&さくら柄の和服姿。 私は2人の和装をすっかり見慣れているので失念していましたが、そういえばけっこう道すがら、他人様の注目を集めていたような。
私「いえいえ、今日は関西から、友達が会いにきてくれたんです」 店「えっ、着物で!」 私「そうなんですー」 店「さっき中から見てて、みんなで『素敵だね!』って言ってたんですよ」
まあそんな照れちゃう!←はるきんぎょが褒められたわけでは全然ありません
スタッフさんに相談にのってもらって、それぞれにブランチなフードメニューとドリンクをオーダー。 礼様はカフェモカ、桔梗屋さんはドリップコーヒーだったかな? 週一スタバに行くくせにコーヒーが飲めない私は、いつものチャイティーラテで。
それでまあ、当然ながら。
←こういうことに なりますよね。
我が家では私も母もみんなマイタンブラーを持っているので、それを礼様と桔梗屋さんに貸し出しました。 中に入れたパンダ・ペンギン・ユリコちゃんの台紙は、この日のために作成した新作です。
←裏側はこんなかんじ。
表側でネタをふって、裏側でオチをつけるというスタイルですね。
ちなみにタンブラーは、パンダ=礼様、ユリコ=桔梗屋さん、ペンギン=私が使用しました。 てんでにこのお笑いタンブラーを持ち、私が謙司さんとともに長居する時にいつも座る、お店の一番奥まったところにあるテーブル席に陣取って、オタ話から動物ネタに至るまで、色々と喋りたおす我々。
そして、お腹もいっぱいになって、ドリンクも空になって、さあこれからどうしましょうか→みなせ家に突入して、猫をかまいつつスコーンなど焼こうじゃないか、どうせ夕飯はみなせ家で食べることが決定しているしね!てな展開となり、車に乗り込んで、さっき来た道を逆戻り。
帰宅して、両親に挨拶をしたのち、我が家のダメ猫・ボウズと対面した桔梗屋さんは、一瞬にして帝人松山工場を見たときの礼様よりも数倍激しいハイテンションな人となり、それはもう大興奮。 ちょっ…はじめてみるききょうやさんだよ。
あまりのテンションの高さに、ボウズはかなり引きぎみ。 でも、それが分かっていてもなお、桔梗屋さんのたぎる思いはノンストップ。 彼女が来松の前、「私、犬と馬には好かれるんですけど、猫にはちょっと…」みたいなメールをくれていたのですが、その理由が分かった気がする。 犬は一緒にテンション上げてくれる生き物ですけど、猫はテンション高い相手には、力いっぱい引いちゃう生き物ですからね。
そんなかんじで、たぎる思いをどうしたらいいのか分からない桔梗屋さんと、その思いをどう受け止めればいいのか分からないボウズとの、すれ違いのロマンス をしばらく観賞したのち(違う)、おうちで楽しくスコーン焼きましょう教室がスタート。 近所のスーパーで無塩バターを買ってきて、真っ二つにぶった斬り、桔梗屋さんと私がそれぞれ自分のやり方で好き勝手にスコーンを作る傍らで、礼様はふたりの応援をするという(笑)ナゴヤカな風景が。
←私はスコーンの写真をとっていなかったので、後から桔梗屋さんが送ってきてくれた写真をのっけさせてもらいました。 が、同じ型で抜いて同じオーブンで焼いたので、どっちがどっちの焼いたスコーンかが既に私には分からない。(おい)
でもおそらく、画面左側のスコーンは大きさが揃っているので、こちらが桔梗屋さんの焼いたものでしょう。私は常に、丸めてんだか抜いてんだかというような大雑把な作り方ですからネ!
その後、夕飯の支度をする段になって、母に「茶碗蒸しを作ろうと思っているのに銀杏を買い忘れた、ちょっと買いに行って来い」と命じられ、桔梗屋さんは確か何かの理由で居残り、礼様と私とでお使いに。
そして帰宅してみると、たすきがけ姿の桔梗屋さんが、母と並んでふたりニコヤカに、台所に立って立ち働いていました。 これはもう完全に仲のいい嫁姑の図。
夕飯は「エヒメなのだから客人には鯛を食わせねばなるまい」と主張する母とともに整えた手巻き寿司と、我が家特製具が多すぎて卵液の部分がちょっぴりな茶碗蒸しというメニュー。 我が家はわりと来客の多い方だと思いますが、大人数でやる手巻き寿司というのは、かなり盛り上がって楽しいものです。 関西組のお2人が、美味しいと言って熱心に食べてくれていたので、もてなし好きの母はとってもご満悦でした。
負けそう
夕食後は、帰りの高速バスの時刻までまだ余裕があったので、3人揃って私の部屋へ。 本棚の前に座って目をキラキラさせる桔梗屋さんに、普段はあまり他人様には見せる機会のないサイト絵の原画や、クロッキーブックを引っ張り出してきて、ページをめくっていたのですが。
3人揃ってテーブルに頭を寄せ合っていたとき、視力は悪いけれども視界はけっこう広いという、矛盾した特性(?)をもつ私の視界の端に、一瞬だけ不穏な動きをする物体がひっかかりました。 目線も視線も一切動かさないまま、私が「あ。」と口にしたその瞬間に、何ひとつ事情を訊かぬまま、電光石火で立ち上がって部屋の外へ突っ走っていく桔梗屋さん。 と、「なに?」という顔で取り残された礼様。
私「…いや、今、ゴキブリが走ったような気がして」 礼「どこ?」 私「多分その、カーテンの下あたりにいるんじゃないかな。ていうか私、何も言ってなかったのに、桔梗屋さん逃げるの早っ!」 桔「だって、あの『あ』は絶対、何かを見つけた『あ』だったー!」
ちなみに桔梗屋さんは、超のつく虫嫌い。 それにしたって超能力レベルの野性のカンではないか。
カーテンをめくると、はたしてゴッキー出現。 礼様との連携プレーで退治にかかりましたが、後から聞くと、桔梗屋さんはその時すでに階段を駆け下りて、うちの両親がテレビを見ていた1階リビングまで逃げていたそうで(ほんとに素早い…)
桔梗屋さんを追いかけるかのように部屋を出たゴッキーに、我々2人も追いすがり、礼様が殺虫剤をスプレー、私が丸めた新聞紙でとどめをさして、一件落着。 しかし、私の部屋のゴッキーの出現率なんて、1年に一回か、多くて二回ほどなのに、よりによってそれが桔梗屋さんの居るときに重なるとは、運命を感じますな。←どんな運命だよ
そうそう、あと、オリジナルの長編漫画を、ものすっごい久しぶりに、他人様のお目にかけました。 元々内輪の友人にしか見せていなかったもので、鋼友達に見せたのは初めて! 以前の私は、シャーペンで上質紙の表裏にびっしり、という手法でマンガを描いていて、製本はおろか、ホチキス留めさえしてない原画を、そのまま一枚ずつめくっていくというめんどくさい読み方をせねばならんのですが、礼様が予想外に熱心に読んでくれて、なんとなく嬉しいような照れくさいような、不思議な気分でした。 でもお約束どおり、完結してなくてスマン礼様(笑)
そんなこんなで時間はあっという間にサクサク過ぎ去り、JR松山駅にて高速バスに乗り込む2人を母と一緒にお見送りして、ミカン国ランデブーは終了いたしたのでありました。 行動半径は極狭、でもなんだかいろんなことをやった二日間でした。 礼様、桔梗屋さん、またチャンスがあったら遊びに来てね! とりあえず私もまた大阪に遊びに行くべく、こつこつ旅費を貯めようと思うので、今度は関西のスタバにでも行きましょうか(笑顔)
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