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2006年01月05日(木) お正月休みの間にあったこと

あらためて、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。
五日が仕事始めという会社が多いようですね。「われ思ふ ゆえに・・・」も今日はウォーミングアップということで、年末年始にあったことをさらっと。

■思い込み
大晦日、実家の母とおせちを作った。私の担当は煮しめだったのだが、味見をすると甘みが足りない。けっこう砂糖入れたつもりなんだけど……と思いつつも、スプーンで山盛り一杯追加。
すると、隣で黒豆を煮ていた母が「へえ、私は煮しめに塩を入れたことないわ」と驚いたように言う。
煮物の味付けは酒、しょうゆ、砂糖、みりんが基本。私も塩など使わない。
「でもいまあんたが入れたの、塩やないの」
「……え」
自宅で使っている調味料入れと実家で使っているそれは同じもの。引き出し式になっていて、私は左に砂糖、右に塩を入れている。が、実家では配置が逆だった。
しかし、私は「左が砂糖」と信じて疑わなかったため、両者の質感の違いも目に留まらず、いまどき漫画の主人公でもやらないような失敗をしてしまったのである。

その夜、お風呂で体を洗った後、ボディソープを棚に戻そうとしてラベルが目に入った。犬のイラストが描いてある。
なんで犬?
「犬用ノミとりシャンプー」
ぎゃ〜〜!!
洗いながら、めずらしい香りだなあとは思った。なんだか草みたいな匂いだったのだ。しかし、私はその水色のポンプ容器を「クールビオレu」だと思い込んでいたため、中身を確かめるということをしなかった。
おかげで二日間もこれで体を洗ってしまった。悪い虫なんかついてないのに。

■夢の舞台
年始にやっていた番組で、小学生の三十人三十一脚競走の全国大会をやっていた。
「日本一になる」という夢に向かって一生懸命な子どもたちの姿にほろり。こういう経験は思い出以上のものを彼らに残すに違いない。

箱根駅伝。アナウンサーが何度も口にしていたように、まさに「夢の舞台」。そこでトップを独走していた順天堂大学に起きたアクシデント。
八区の選手が脱水症状を起こして意識朦朧となり、右に左に蛇行しながら、それでもゴールを目指すのを見て、ロス五輪のアンデルセン選手を思い出した。
ご両親はいまこの場面をどんな気持ちで見ているだろうと思ったら、さらに涙。

■唖然
夫の実家で、ひさしぶりに会った義弟の奥さんにいきなり言われた。
「小町ちゃんとこ、だいじょうぶなの?」
質問の意味がわからない。だいじょうぶとはなんのことかと訊き返したら、「夫婦仲」のことだった。
「結婚してけっこうたつのに子どもの話も聞かないし、○○君、しょっちゅうこっちに帰ってきてるでしょう。もしかしたらと思って」
その後は、
「(子どもが)できないってわけじゃないんでしょう?」
「ほら、私の姉が離婚してるでしょう。だから結婚だけが女の幸せじゃないっていうのはわかるんだよね。あ、べつに離婚をすすめるわけじゃないけど」
と続いた。

仮にもっとはっきりした根拠があって、本気で心配していたとしても、だ。年に数度しか顔を合わせず、腹を割って話せる仲でもない人に面と向かって訊くようなことだろうか。いくら身内でも、相談されたわけでもないのに子どもがどうの離婚がこうのなんて話をしたら失礼ではないかしら……というふうには考えないのだろうか。
私は問いの突拍子のなさ以上にそのことに驚いた。ちょっと信じられない。


というわけで、二〇〇六年が始まりました。いい一年にできるようお互いがんばりましょう!