うららか雑記帳
DiaryINDEXpastwill

2009年09月21日(月) オリジナルファンタジー創作設定バトン(2)


昨日朝から日暮れまでガッシガシと肉体労働したんで、体中が悲鳴を上げてますよ。ぎしぎししてる!
今日は丸一日職場にひきこもって仕事。がんばる。

以下、バトンの続きです。



Q11騎士や戦士はいますか? 彼らの地位は?

武官がいます。
大きく2種類に分類されるのですが、ひとつは外敵の侵略や内乱に備える常設の国軍。職業軍人ですね。国防に貢献する他にも、国際平和活動として、外国の戦争・紛争地帯へ派遣されることもあります。ちなみに18歳以上の男性には半年程度の兵役が課されますが、女性は志願制。
もうひとつは警邏隊。治安維持を総括的に担う行政機関で、国内各地域に支局があります。防犯活動や犯罪の取り締まりをしたり、要人の護衛(近衛団)や公共施設の警備兵(衛士)として働いたりと、業務が多岐にわたるため、組織も細分化されています。
どちらも武人の官吏。ちなみにエルガーは元軍人、≪クリスタロス≫三課長レヴィスは警邏隊の一部門・近衛団の出身です。


Q12現在や過去、伝説などにおいて有名な英雄はいますか?

初代大公、聖母王リチェルカーレ。
かつて数多くの部族が割拠していた大公国をひとつにまとめ上げ、中央集権国家の土台を築いた建国の太母です。万世一系の国主血族の始祖。宮殿内の主だった部屋には必ず現大公とリチェルカーレの肖像画が対で置かれているほど、国内で最も神格化・英雄視されている人物です。伝記本や史料の類が無数に記されており、演劇や読み本のモチーフにも頻出する歴史上の女傑。
いま存命中の人物なら、反戦・平和祈念を掲げる歌姫ルーチェ・アルバが国際的有名人(ただし大公国人ではなく異国出身)。紛争地域にもまっすぐ飛び込んで献歌するという火の玉のような女性です。


Q13どんなモンスターが生息してますか?

“長生種の森”とも呼ばれる国内最大の秘境、リュミレス樹海には、魔物と呼んでも過言ではないほどの危険な大型獣が生息しています。けれど詳細は一切不明。
鬱蒼と茂った広大な原生森林で、方向感覚が麻痺してしまう上に、毒水が噴き出す沢や底なし沼なども無数に存在し、普通の人間にはとても立ち入ることができなくて情報が入らないためです。


Q14妖精は精霊はいますか?

極端な神秘主義者を除き、そういった存在はいないと認識しています。


Q15天使や守護霊、あるいは悪魔や妖魔はいますか?

存在しません。強いて言うなら、妖魔は前述したリュミレス樹海の未確認生物が該当する、かな。


Q16何かお気に入りの生物があれば紹介をドウゾ。

パラミスという大型のリス。
光の当り方によって色を変える白色の美しい毛皮を持っているのですが、その極上の手触りが上流階級でもてはやされたことから乱獲されて、現在では希少種になってしまった野生動物です。
主に寒冷地域の森に生息しています。主食は木の実。


Q17現在の世界はどんな感じ? 平和? それとも大変?

大公国はわりとゆったり構えていますが、“東の餓狼”ことジュムール皇国が貪欲に領土を拡げているので国際情勢は緊迫しております。東は火薬庫ですね。


Q18流通している貨幣ってありますか?

通貨はプレアデス・エレニアです。単に『エレニア』と言います。
森林資源が豊富なだけあって紙幣が主要であり、貨幣は補助通貨とされています。ちなみに紙幣に描かれているのは精緻な鳥の絵。


Q19王様や貴族、領主の人に会ったことはありますか? どんな人?

主人公が、ということでしたら、国家元首である大公に会ったことがあります。もう何年も前の話で、しかも人目を忍んでの面会でしたが。あとはずっと文のやりとりだけ。
第22代大公キリエ陛下。国家の統一と永続の象徴。国事決定権を持ち、なおかつ最高執行権限の象徴でもある唯一無二の存在です。
すらりとした長身に、癖のない金髪と碧眼。大輪の薔薇のように華やかでしっとりした雰囲気ですが、20歳という若さで大公位を継ぎ、治世5年目にして民衆の高い支持を得ています。彼女の打ち出した政策は大公国に大きな転換期をもたらし、現在もそれに取り組んでいる真っ最中です。


Q20お城は豪華な宮殿風? それとも頑丈な砦風? それとも大きなお屋敷?

壮麗な宮殿です。公都リィザの行政庁区画の中心地で、名を“日輪公宮”と言います。
三重の城壁によって守られており、内廷に至るまでには厳重に警備された3つの門を通らなければなりません。
一番外側にある城門は外門といい、その内側は主に武器庫や兵舎など武官が詰める場所になっています。
中層は正門。内側には要人や貴族たちの屋敷があり、普段は都督として任地で暮らす大貴族の別邸があります。
さらにその内側、内廷への入り口である禁門。この奥は大公の住居であると同時に国政の中枢部でもあります。
本宮、外宮、花燭宮の3つに大別され、本宮には様々な政治機能が置かれています。司法権を持つ最高法院や、内閣府の構成員たちが執務をする棟、上院と下院の議員たちが国政を審議する議事堂、行政官たちが公務をこなす官舎などが主だった施設。多くの要人が出入りする重要な区域です。
外宮は、主に国賓接待のために使われる離宮。
内廷の中にはその他の離宮がいくつもあり、最も大規模な宮居は“花燭宮”。大公が普段寝起きするプライベートエリア(私宮)です。


続く。


浜月まお |HomePage

My追加