うららか雑記帳
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私が首を長くして続巻を待ち望んでいるライトノベル──それは『十二国記』と『ゲルマーニア伝奇』。 『十二国記』はアニメ化もしたしご存じの方が多いでしょう。小野先生の人気シリーズです。 既刊は何年も前に全部揃えて、最低でも3回は読み返し終わってしまっているというのに、未だ新刊発売の気配なし。 泰麒のその後は!? 陽子は王としてどんな道を歩むの!? 廉王と廉麟のツーショットがもう一度見たーい!! そう叫んでいるファンは全国に数多いるはずです(笑) どの国のどの時代を切り取っても物語になるであろう世界設定だけど、やっぱり陽子を中心とした最新のお話を読みたいですね。 一方、『ゲルマーニア伝奇』は榛名しおり先生の作品で、4巻まで出版されています。 でも、これ以降が本として発売されることは、残念ながらなくなってしまいました。 榛名先生は何年か前からお身体の調子が悪く、休養しながら少しずつ執筆をしている状況なのです。やはりお身体に障るので、何冊も続いてしまうシリーズ物はもう無理だとか……。 代わりに、公式サイトにて続きが途中まで公開されていました。 次からは心機一転、読み切りのお話を書いていくそうです。 「書くことをやめようと思ったことも数え切れないくらいあるけど、やっぱりまだやめられない」と仰る榛名先生の姿をブログに見出して、一ファンとして嬉しい反面、先生の健康のことが気がかりで仕方ありません。 無理はしないで、と言いたいです。新刊発売ペースがどんなにゆっくりでもいいから健康をまず一番に考えてください、と。 だって、だって……吉田直先生のようになってほしくないですよ。 『FIGHTER』以降ずっと大好きだった、吉田先生のまさかの訃報に接した2004年夏。あのときの、胸をわし掴みにされたような感覚は、もう二度と味わいたくないです……。 榛名先生には育ち盛りのお子さんがたがいらっしゃるから、滅多なことはないと思うけれど。 作家先生がた、いくらプロだからって、そんなに頑張らないでくださいね。 こうやって、続きの展開をあれこれ考えながら待っているのも、これはこれで楽しいものなのですから。
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