うららか雑記帳
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2007年02月07日(水) 行政だって生き物だから


漏れ聞いた話によると、私の勤めている組織が4月から大幅に改革されるらしいです。
国から県、県から市町村へとお達しがあった“行財政改革”の一環のようなのですが、うちは2年前に合併と同時に組織編成をいじったばかりだから、どうなのよ〜って正直ちょっと不安……。
住民の年齢分布や産業的資源、経済状況などに見合った組織にしていこう、っていう方針そのものはよく分かるんだけどね。
生産年齢人口の減少による歳入(税収)不足、公務員の人件費削減、公共事業費の削減、行政組織そのものを縮小改革──という流れなのかな?
まあ、確かに高齢者の多い小さな市だし、農林水産業や観光資源もたかが知れてる。ましてやこういうご時世だから、身辺を整えて身の丈に相応しい機関にしていかなくちゃ。
でなければ、そう遠くないうちに第二の夕張市と化すのは避けられないでしょう。
なんたって高齢者医療費が物凄いかさんでいるらしいからね、うち。
だって若い人はどんどん都会へ流出して、転入してくる人といったら、定年退職してのんびり田舎暮らしをしようっていう熟年かそれ以上の年代、もしくは近隣でも有数の規模を誇る総合病院に入院する人とかばっかり。
働き盛りのときにはよその地方公共団体に税金払ってた人が、こちらに住民登録して生活保護を申請したりするんですよ?
もちろん皆それぞれに、よんどころない事情があるっていうのは理解してるけど、それを分かっていてもなお「うはー」としか言えません、ホント。
そんなわけで、地域住民のニーズ=高齢者の医療・福祉の向上。そういう雰囲気があるのは否めません。
事業を見直し、歳出削減策を何度も繰り返して予算をやりくりする。なりふり構っていられなくなりつつあるのです。
そうして市民の需要に応える傍ら、なんとかして若い世代に留まってもらおうと、“子育て支援センター”で育児中の家庭をサポートしたり、教育面に力を注いで“青少年研修施設”の利用を促進をしたりと、行政側も手を尽くしている最中なんですよね。
必死です。自助努力というやつですね。
公務員は勤め先が倒産することがないから良いな、安心だね、なんて言っていたのは昔の話。
少なくともうちの市では、今や財政担当職員の眉間のしわが晴れることはありません。
“暮らしやすい地域づくり”を念頭に、財政破綻への恐怖と戦い、否応なしに増大する歳出と格闘しつつ、公僕は日夜仕事に打ち込むのでした。

……で、私は一体どこへ飛ばされるのかな〜。
また予想もしてなかったようなところなんだろうなぁ(苦笑)
ま、どの部署に行ったって自分なりに精一杯頑張る。それしかないですね。
とりあえず明日も気合いを入れて戦ってきます!


浜月まお |HomePage

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