うららか雑記帳
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2006年06月20日(火) 過去絵キャンペーン開催!


*私とイラスト

小説の構想メモや気に入った語句を書き留めたり、人物の服装をいろんな角度から落書きしたりする、創作用ごった煮ノートがありまして、私はそれを創作ノートと呼んでいます。
10年くらい前、つまり小説を書くようになってから使い始めたので、もうけっこうな冊数になってますね〜。
ノートの表紙には、通しナンバーと日付が油性マジックで黒々と大書されてまして、万が一にも自分以外の人に見られたら相当な大恥になるであろう代物です。
ここ数年間は、長編小説WILL用に用意した別冊を専ら使ってますが、ときどき町や人物の名付けに困ったら10年分の創作ノートを引っ張り出して眺めてみることにしているのです。

で、なんとなくページをめくっていたら、まあ色んな書きつけが出てくること出てくること。
創作小説の設定案や人物イラストはもちろん、ニュースや講義で聞いた用語・格言を走り書きしてあったり、フィンランドやドイツの風習についての新聞記事をスクラップしてあったりと、読み返してみると意外と面白いんですよね。
しかも創作ノートと一緒にしまってあった大きな紙袋を探ってみたら、明らかに中学生になりたての頃の落書きまで出てきたのでびっくりですよー!

もともと私は小学校低学年の頃、親戚のお姉さんからもらった少女漫画雑誌『りぼん』にハマッて以来、『ジャンプ』『なかよし』『少女コミック』なんかを中学生くらいまで毎月買ってまして、お気に入り漫画のキャラを模写してはひっそり喜んでたような子どもでしたので(暗いなオマエ)、下手なりにイラスト描きは好きなんですよ〜♪
中学から高校にかけては祖父の影響で写生をするようになり、高校では美術部に所属して、年間を通して風景をメインに油絵やアクリル画を描いていました。
高校終盤から大学生活中は、自由な時間がわりと多かったこと、大好きな作家さんが何人かできたこともあって、漫画より小説に傾倒していったのですが……。

ともあれ、以前は気が向くたびに気軽に描いていたイラストですが、就職してからはめっきり機会が減ってしまいまして、せいぜい年賀状のときくらいしか描いてません。
去年なんか年に2回程度しか描いてません。落書きすらもしてませんよ(汗)

そんな中、先週末に思い切ってラフ絵に挑戦してみたところ、己の描いたモノを前にして愕然としたことは先日の日記でも描きましたね。
あれね、改めて見てみたんですが、謙遜じゃなくてやっぱり本当に目もあてられないんですよぅ〜。
しくしく。

くっ、せめてあの頃の画力があれば……!

試合中に体力のなさを痛感して、グレでバスケから離れていた期間を悔いる三井寿(SLAM DUNK)状態ですよ。むむむ。



創作ノートから発掘した過去絵がいくつかありますので、抜粋して日記に載せていきたいと思います。
皆様もご存知の子もいるし、お初の子もいるし、半分二次創作の子もいますよ〜。


第1弾はこちら。
連作短編小説『明星』の主人公、ルシファーです。
本編の第1部完結後をイメージしてるので、昨日載せた絵よりも表情がきりりとしてますね。
普段着バージョン。天人種族は背中に翼があるという身体構造上、あんまり厚着はできません。寒い時期には肩掛けやひざ掛けが必須アイテム。
なので……




──… * * * …──





「では大河流域の堤の補強については、5か年計画に基づき予定どおり取り計らうように」
「かしこまりました。では陛下、次の案件ですが……」

 円卓をぐるりと囲んだ首脳陣が、手元の膨大な資料を更に手繰ったときだった。
 突如として大扉が弾かれ、天人王付きの侍従官が足早に会議の間へと滑り込んでくる。その表情は常になく青ざめて硬い。
 上座に腰掛けた君主の傍らに跪くと、彼は丁重な手つきで一枚の紙を差し出した。
 首筋から胸元にかけてを覆っていた羅紗の肩掛けを優雅に払い、天人王は御座から立ち上がった。

「──私が出よう」




──… * * * …──






というような、ささやかな演出もアリですね♪


話がそれました。
ルシファーはですね、多種多様な衣装を着たイラストがあるんですよ〜。
というのは、ルシファーの育ての親である叔母(天人王の妻)が着道楽で、ことあるごとに姪っ子の服を仕立てては悦に入っているという設定があるからです♪
中華風っぽい衣装もあれば、ごくスタンダードなファンタジックな衣装もあり、近未来SFチックなのもあったりして、実に節操がありません。
髪型も服装に合わせて変えるので、私の力量だと“←ルシファー”って但し書きがないと誰だか分からなくなったりして、もう何がなにやら……(笑)
↓これは現代風、かな?


浜月まお |HomePage

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