うららか雑記帳
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2006年06月02日(金) 短文日記


*言葉少な

あまり多くを語れるような心境ではありませんけれども。

入院した祖父のお見舞いに行ってきました。
肺を患い、常時チューブで酸素を注入している状況だ、とは聞いていたのですが……。
実際に目の当たりにすると堪えますね。
それは治療のための処置ではありませんでした。
病み衰え、骨格が浮き出るような身体になっていて。
電気もつけず個室に横たわって。
最初、私は自分の目を疑いました。
祖父が自宅で普通に生活していた様子をよく知っているので、具合が悪いと知っていても、その頃の姿形しかイメージできなかったからでしょう。

意識はしっかりしているのが救いかな、と一瞬思ったのですが……
「夜に全然寝られない。1時間おきに目が覚める。1日1日が長くて長くてどうしようもない」という呟きを聞いたら……なんだかもう切なくて。

新しげな薄型テレビには、祖父の好きな時代劇が映っていました。
好きな番組の時間になったらテレビの電源を入れる……祖父のその気持ちが、私の心をわずかに慰めてくれました。


また近いうちに顔を見に行こうと思います。


浜月まお |HomePage

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