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- 2003年01月25日(土) ∨前の日記--∧次の日記
- 上村愛子W杯初優勝記念!

ニュース的にはちょっと遅くなりましたが…



上村愛子、ワールドカップ初優勝〜!





よっしゃーーー!!!!


モーグルファンとして、愛子ファンとして、

超感激っス!
超超感激っス!
超超超…







…失礼いたしました…。







1月18日(日本時間19日)、米・レークプラシッドで、W杯モーグル男女第6戦が行なわれ、
女子モーグルで日本の上村愛子がW杯初勝利!。
彼女はW杯で過去2位が最高だった。
何度となくあと一歩のところで苦渋を飲んできたが、
この日は
予選をトップで通過!決勝でもエアで最高得点!
25.84点を記録しての優勝!。
ん〜お兄さんは嬉しい!
2位とはわずか100分の1ポイント差。
ん〜勝ちゃーいいのさ!お兄さんは嬉しい!





愛子は(ってお前知り合いかっ!)
他スポーツの例にもれず、他国選手より体のサイズが1まわりも2まわりも小さい。
この差が、手足の運動可動幅が大きいモーグルでどれほどのハンデを意味するか、素人の私でも分かる。

そんな彼女がここ2〜3年、世界ランク3位以内で活躍できているのは、
小柄であることを逆にプラスに転化させている結果だと思う。


それは、ターン技術とエアのキレ。


まずはターンだが、
単純にWCでのターン点で比較すれば、愛子より高得点の選手は何人もいる。
しかし、体のハンデをゼロとした場合の技術を比べれば、間違いなく愛子は世界女子1〜2ではなかろうか。

ターンのポイントの一つであるコブの吸収を見ても、
体のサイズが大きく、運動可動幅が大きい選手なら多少のミスでもリカバリ可能といえる。
つまり、ミスした場合の為に使う可動幅の余裕がある。

反面、愛子には体の小ささ故、可動幅の安全マージンが無い。
他の選手と同等のミスは殆ど許されないのである。
観てて分かるが、限りなく精度の高い滑りをしているわけだ。



さらには、モーグルにはタイム点がある。
云うまでもなく、重力の関係で、スピードの出る大きい選手が有利だ。

小さな愛子にはどうしようもないはずだが、
驚くべきは上記のターンの精度を保ちながら、タイム的にも愛子は決して遅くない。
ライン取りと、スピードを殺さないカービングモーグル技術の高さ故であろう。

つくづく彼女が他国選手と同等のサイズだったら…と思う。



そして、エア。

ソルトレイク五輪前年のシーズンで彼女のエアは劇的に変ったことは、
モーグルファンの方々なら一目瞭然であったことだろう。
長野五輪で初めて彼女の滑りを観た時の印象は、

「おー、可愛い顔してなかなかやるじゃん。正確にミスなく滑ってきてたいしたもんだ…」

…てなところが正直のところで、エアの印象は全く無かった。(確か第2エアはツイスタースプレッドだったよな…)

それが、五輪前年の猪苗代&飯綱(俺の地元)開催W杯の時のエアは全然違ってた。
鳥肌が立った。

その年、彼女がそれまでの他国開催のW杯で表彰台にコンスタントに立つニュースを聞いていたものの、
映像は見ておらず、「一体何が変って、彼女はレベルアップしたのだろう」と思っていたが、
百聞は一見にしかず!「これかっ!」と思った。

確かに技も昔と変った。アイアンクロス・コザックになった。(定番だけど俺は観てて好きな技)
しかしそれ以上に技の質が違う。
キレはあるし、高いし、何よりも小さい彼女がデカく見えた。

聞く話だと、その年はエアのレベルアップがまさに課題でメンタル面の訓練をしたそうだ。
それが、小柄ならではの敏捷性と軽さというメリットの使い方を開花させ、
世界ナンバーワンの美しいエアになった。
今の彼女の地位を築いた最大のポイントであろう。


今シーズン彼女のエアはまだ観ていない。
もうトリプルにしているのではと思うんだが…観た人、詳細を教えて!!
あ、教えてついでにもう一つ!、
カリー・トローは今シーズンどうなったの?まさか引退?




男子はというと…ん〜ヤンネは2位だったか…。
日本の第一人者・附田雄剛が6位。んっ!がんばった!


ちなみに、どこかのHPの情報によると、
今シーズンのワールドカップからエアの難易度に変更があったらしい。
それは以下の通り。

  1. 同じ技を3回以上繰り返してはいけない。

  2. 360度(ヘリ)や720度(ダブルヘリ)は軸ずれが認められた。


(1)はつまりトリプルやクオッドツイスター封じ。
先の五輪では皆して「ツイツイツイツイ」ばっかりやってたよな〜。
特にヤンネを筆頭とするモーグル王国フィンランド。
詳しい事情は知らないけど、スキージャンプの日本封じルール変更と同じ政治的なキナ臭さがするな〜。
北米VS北欧のやりとりがあったに違いない。

(2)は、ヘリ系の技の斜め回転が認められたということ。
「斜めヘリ」は先シーズンのワールドカップで見たことがある。
難易度は「アイアンクロス・ヘリ・スプレッド」と同等、つまり最高難度。
回転系が得意なのは米やカナダの北米系選手。
ん〜この変更点も政治的な臭さが漂うな〜。



ま、とにかく、
愛子が勝ったことだし!(結局それかいっ!)、
今後のレースにも注目していきたいと思いまふ。


で、私も明日はスキー!ヘタレなりに跳んできます。





030125
t a i c h i





World Cup Mogul #6 Lake Placid, NY (USA)
 大会リザルト

女子
1位 上村愛子
[Aiko UEMURA] / JPN / 25.84
2位 サンドラ・ラウラ
[Sandra LAOURA] / FRA / 25.83
3位 イングリッド・ベルントセン
[Ingrid BERNTSEN] / NOR / 24.95

男子
1位 トラヴィス・カブラル
[Travis CABRAL] / USA / 26.79
2位 ヤンネ・ラテラ
[Janne LAHTELA] / FIN / 25.80
3位 ピア−アレクサンドル・ルソー
[Pierre-Alexandre ROUSSEAU] / CAN / 25.57
6位 附田雄剛
[Yugo TSUKITA] / JPN / 24.63
...
    

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