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2007年03月31日(土) 性格だもん。


母が怒った。

いつも怒るが、それは大抵 私が親として多少どうかと思われる時で
あるとか、いい歳をした女としてどうかと思われる時とかである。
洗濯物を片付けないと叱られるとかだ。 あ、恥ずかしい!

その日は違った。 久々にとして叱られた。
生き方のあまりの不器用さに、いよいよ耐えかねたようだった。

「なんで、その時に言わないの」
あとで言ってもどうにもならない、手遅れになってから何故言うの。

それからは延々と事例を挙げて叱られた。
中学生の時の事から、割と最近の事まで叱られた。

「なんで、はっきり言わないの」
遠回しは逆に相手をイライラさせるだけ。言いたい事は はっきり言う。
例え喧嘩になってもいいから言う。
正しいと思うなら譲らない。 この歳になって そんな説教をされた。

父方と母方では 女性の気性が随分違う。
母方は良くも悪くも気が強く、押しも強い。 やけに頑固で強情だ。
強かであると言っていいと思う。
一体私の、どこが悪いの?と はっきり言える人達だ。
父方はまず、配偶者の縁に薄い。 みな死別が早かった。
苦労して育てた その子供との縁に薄い。
全てを腹に溜めて、爆発する時しか言わない。
爆発したまま弱って亡くなった叔母もいた。
気性はこちらも強いのだが、爆発が内部で起きてしまうのだ。

性格なんて変えられないよ。変えられるって言う人もいるけどだよ」
「性格じゃなくて、自分の事を考えて行動する事くらい出来るでしょう」
「・・・だから、それが性格なんだって」
「だったら変えればいいでしょう」
「・・・だから、変えられないんだって。性格は」

「じゃあ一生そのままで、同じ事で困って生きるのかい。私ならやだね
母方の女性は、このように気が強いだけではなく、総じて長命だ。

「何をすれば良くなるとか、どうすればいいとか全然わかんないんだよね」
小学2年生の息子には とても聞かせられない母の受け答え。


「どうせやりたい事は止めてもやるんだから・・・」
そうなのだ。 父方女性の方にある特徴に、変わった行動力がある。
しなくても良い事を 自分の理屈でわざわざしたりする。
それがまた、内部爆発を呼ぶ元になったりするわけだが。

「それならせめて、人にいちいち遠慮しないでやりなさいっ」
「むう」

どう思われたっていいわ、私がこれをしたいんだからくらいがいい。
と言ってもね、そう言うのって無自覚でやるんでもなきゃあ、とても
しんどくて出来ないよ。 やっぱり結局、性格なんじゃないの?


母は頭から湯気を出している。似たような話で泣かせてしまった
事もあった。 少し真面目に考えて、ちょびっとだけでも変える方に
努力してみるべきかな?

初めの一手を変えてみる。 ん〜。 当然、次の一手は思い付かないわけだが。

私がこれをしたいんだから。

あ。ストレスが。 ストレスで身体のバランスを崩すのだけは母方からの
遺伝
と言うのは(ちなみに母にはその症状は無い)すごく何と言うか
納得が行かない。









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