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2006年08月16日(水) 魚になめてもらう。


夏休みも終盤。 また水族館へ行く。
私は水族館が、実は大好きだ。
イルカショーとか海獣ショーとかの大物も悪くはないが
ただ、不可思議な動きをする不可思議な形をした極彩色の生き物を
ずううううっと見ているのが好きなのだ。

だが息子が生まれてからは ずうううっと見ている事は出来なくなって
しまった。 息子も水族館が好きだが、私は小さな魚が好きで
息子は大きな魚が好きなのだった。
野放しにも出来ないので、付いて歩く。

今日出かけたのは家の近所の小さな水族館だ。
さすが夏休み、普段は閑古鳥が鳴いている(入場料が800円もするから)
癖に中々の盛況だった。

エイ、クラゲ、カメ。
この3つは、親子ともに好きなので水槽の前に長く立ち止まりたいが
冷房が効きすぎなのと 後から後から家族連れでつかえている。

子供達の休みには何らかの催し物をする。
今回は水辺の生き物たちと言う大変に地味な催しだった。
確かに絶滅危惧種なのかもしれないけど、どう見ても小さなドジョウだし。

この催し物、大抵は私の心にヒットする物が多かったのだが。
今まででは「世界の珍しいクラゲ」「世界の珍しいカエル」などがあった。
クラゲ特集は息子に大うけで、カエル特集は私に大うけだった。

ちょっと地味な「水辺の生き物」
だが呼び込みはもう一つあったようなんである。
ドクター・フィッシュ。
ガラ・ルファと言うコイ科の小魚だ。これには面白い性質がある。
書籍「へんないきもの」にも登場しているが、この魚、人間の皮膚を
突いて食べるのである
。
しかも高温(35度くらいまで)でも生きられるので、トルコでは
これを温泉に飼って、皮膚疾患の治療(水虫とか)に利用している。

「!!!!!!」

素晴らしい、手が突っ込めるようになっているではないか。
ドクター・フィッシュに突いてもらう、滅多にないチャンスだ。
だが子供が列を作っている。
「きゃあああっ痛い痛い痛い!」 5歳くらいの女の子が突拍子もない
悲鳴を上げた。 なに!これは痛い治療なのか??
「魚がかんだ〜」
魚と言ってもメダカをちょいと大きくした感じ。でも確実に手に寄って
何かしている
。 女の子は逃げるように行ってしまった。
次は私の順番である。わくわく。
ちょっとくらい痛いのは平気。 大人だから。
どのくらいのパワーなのか。甘皮を一気に剥ぐくらいか?痛いよそれは。

「・・・!!!!!!」

大変な量の魚が集まって来た。手を入れる場所は2箇所あって
たまたま向かいでは息子が手を突っ込んでいた。
太った小さな手より、貧相でも大きな手に寄って来るらしい。
気持ちいいいいい〜〜〜〜〜っ何て言うか、これはいいです。快感です。堪らん。
痛いとかでは全然なくて、こっそり触る感じ。海草の中に手を潜らす
ような、精神的にも非常に良い感じ。
見ると向かいで息子が奇声を発していて、やっぱり快か不快しかないよ〜な
お子ちゃまには、これは早いと思った。

出来ればあと20分くらいやっていたかったが、気が付けば行列。
さっさと避けた。

そのあとは何を見ても何を見ても頭は医者魚の事ばかり。
水槽には更に長い行列が出来てしまい、とても後ろに付けそうもない。
いや・・・一人だったら気長にまた並ぶんだけど。
その後私が発した言葉はハコフグをみて
「こう言う顔の人、いるよね」
くらいだったと思う。

温泉でまでは入りたくないが、お手手の先ならまたなめて欲しい。
そんなドクター・フィッシュであるが、ブーム、乱獲となると頂けない。
トルコの温泉場まで出掛けて行くか、管理のしっかりした水族館の
呼び物
程度で我慢した方がいい。

温泉と言えばサカサクラゲの展示があった。
正に温泉マークなわけだが、あんなレアな物を湯気のマークと結び付けて
呼んだ初めの人は誰だったのだろうか。








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