不機嫌なブーケ QLOOKアクセス解析

目次戻る進む


2006年01月08日(日) イアンとニュー・オーダー。


音楽はジャンルにはこだわらない雑食系。
とは言え余り聴かないもの、苦手な物はある。

ジャズは苦手。昔 散々専門店で「ここのサックスがあ」とか言われたが
そうまで唸る理由が全く判らなくて、あらゆる意味でショックだった。
演歌が駄目だが、シャンソンは好き。

おばさんだから、新しいジャンルに食わず嫌いが多い。
ラップも中々馴染めないが紅白でDef Techを聴いて上手く出来ている物は
上手く出来ていると思ったので何となく納得した。

ニュー・オーダーを聴いてみる。名前は知っていたけど、これと意識して
聴いた事は実はなかった。聴いている曲が、自分と共通する人が好む音楽は
聴く価値がある
と経験で知っている。手に取った理由はそれだ。

某レンタル店でロック界のカリスマたすきがしてあるのを発見。
ギュオオオ〜〜〜ンッとか、いきなりギターが泣くのか? しばし迷う。
だが、音楽と書籍に関しては、同じ傾向の物を好む人の趣味を信じた
方が、紹介本とかを読むのより、絶対外れがないのだ。

車の雪を払って早速ベスト版をかけてみる。お?
予想とかなり違った音がして驚く。CDから解説を引っ張り出してみる。
そうか、これは・・・。

ジョイ・ディビジョンは70年代後半に短い期間活動した、ニュー・ウェーブ
とか言われたりするバンドだ。ボーカルのイアン・カーティスが病や
他の事で自ら命を絶ったのが1980年。23歳だった。

ニュー・オーダーは残された面々が長くそのままその音楽性を引き継ぎつつ
新しい物を加えながら、息長く活動していたグループだった。

イアンが死んでから かなり経ってはいたが、一人暮らしの部屋で、一日中
ジョイ・ディビジョンを聴いていた事がある。自分も病で身体が思う
ようにならず、それを責められ、訴える事も出来ずと言う頃だった。
シーズ・ロスト・コントロールとか、声がお経のようで真っ暗なのだが
何度も聴いた。救いのないドン暗さはあったが、サウンドは良かった。
イアンが死んで、ジョイ・ディビジョンは解散終了。と何故かこれまで
思っていたのである。

ところがどっこい、バンドは生きていた。しかも長命。
お?と思ったのは、速攻、ジョイ・ディビジョンとは結び付かなかったが
それが、確かに聞き覚えのある音だったからだ。
その時、そう感じたCelemonyと言う曲はイアン・カーティスが生きている頃
バックトラックが書かれた物だと言う。
久し振りに聴いたその音は、ジョイ・ディビジョン時代とは確かに変わって
いるとは言え、むしろ肌なじみが良くなっていた。
ボーカルの感じがまず違うのは大きいだろう。イアンの声は地獄の底から
響いて来るような声
と言う感じでなのである。良い悪いというより
そういう声なのだ。
ニュー・オーダーも決して単純な明るさを感じさせる音ではない。
ロック界のカリスマ!と言う帯も何か違ってないか。私の見間違えか。

ジョイ・ディビジョンはイアンの若過ぎる死で一旦幕を閉じた。
フロントでボーカル、しかもカリスマ性がある人にいきなり死なれて
メンバーの人も困っただろう。だが、引き継ぐだけの音楽性を バンドが
既に獲得していたのは、ベスト版を聴いての心地良さから十分感じた。

イアンの声を私はじっと、一人の部屋で「掃除機でもかけなくちゃ」と
考えながら魅せられたようになって聴いていた。
ニュー・オーダーのベストアルバムは真っ白い、白だけの世界を
どこまでも走って行くドライブのお供にしたい。


☆白いは白いが降り過ぎです。埋まります。前が見えません。







リリオペ  ブログほーむめーる

My追加