もうちゃ箱主人の日記
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2010年07月16日(金) みつびし の美術館

・・・といえば、静嘉堂文庫が有名ですが、、
 今回は、丸の内に新しくできた美術館の方ね。

例によって頂いたチケットで、妻と行ってまいりました。(^ω^)
 (S先生、いつもありがとうございます。)


かつて(数年だが)
丸の内に勤務していた者として
いろいろ思い入れがある。


今回復元されたレンガ建築の
三菱一号館(当時は三菱東九号館と呼ばれてた)が、惜しまれつつ消えた
のは昭和43年=1968年春というから、私も殆ど面影は覚えてない。

その前年の昭和42年に、帝国ホテル旧館が、多くの反対を押し切って
解体され、一部を愛知県犬山市の博物館明治村に移築された。
既に歴史的建造物保管の機運があった中で、この建物の取り壊しは
行われたようだ。
(余談だが、その数年後、まだペイペイの私が、M地所の結構えら〜い方と
 ご一緒した際、この建物の取り壊しに触れ
 「寂しくなりましたね」と申し上げたら、言下に
 「これで丸の内の近代化が進みます!」と切り替えされた。
 あとで、上司から「余計なことを言うな」と叱られた。……(^^;))

 当時、地所は、霞が関ビル建設を手がけていたライヴァル三井不動産に、
 再開発事業で遅れを取り、焦っていたようだ。

この建物跡には、その後、三菱商事ビルが建てられたが、
 (旧商事ビルは、別館に名が代わった)
安普請とまでは言わないが、何とも平凡な建物で、ガッカリした。

(商事関係ではその後、品川に新オフィスができ、丸の内では、
 旧三菱商事ビル別館跡地に、丸の内新本社ビル
 が2006 年 3 月に完成した)



ま、以上のような経緯を知って
今回の新建物を観ると、感慨深いものがあります。
 (聞けば、解体時のレンガが大量に保存されていて、今回の復元に
  大変寄与したとか。当時のM地所関係者にも、会社の方針に関係なく、
  腹の据わった方が、いらしたということか。)



この美術館カフェが大変、趣のある建築と伺い
家内とコーヒーでも飲もうと
楽しみにしていましたが、混んでおり
断念。残念!
 また次の機会に。。。
 (S先生、またチケット、お願いします。(笑))


さて
展覧会の件だが、、、、
 長くなるので、 省略。  ……(^^;)

(一言だけ、各小部屋にある復元された暖炉、
  どうにも、ちゃちな感じがしてならなかったんだが。)





(このサイト↓がお奨めです。)
http://www.tokyoartbeat.com/tablog/entries.ja/2010/04/mimt-open.html



・・・・・
@美術館の公式サイトから
http://mimt.jp/manet/index.html


開館記念展 「マネとモダン・パリ」


エドゥアール・マネ(1832−1883)は、後に「印象派」となる画家たちだけでなく、後世の芸術家たちに決定的な影響を与えた、近代絵画史上最も重要な画家のひとりです。日本でもよく知られ、深く愛されている画家ですが、その作品を国内で見る機会は非常に限られています。
今年4月に東京・丸の内にオープンする三菱一号館美術館の開館記念展となる本展は、マネの芸術の全貌を、当時のパリが都市として変貌していく様子と結びつけながら、代表的作品により展覧しようとするもので、マネの油彩、素描、版画80点余が出品されます。また、同時代の作家たちの油彩、建築素描、彫刻、写真など約80点もあわせて展示し、マネが生きたパリの芸術的な背景も紹介します。日本でマネの作品をまとまった形で見ることができる貴重な機会です。どうぞ、ご期待ください。

会期 平成22年4月6日(火)〜7月25日(日)
会場 三菱一号館美術館(東京都千代田区丸の内2−6−2)
主催 三菱一号館美術館、読売新聞社、NHK、NHKプロモーション
共同企画 オルセー美術館
後援 外務省、フランス大使館
特別協力 フランス国立図書館
http://mimt.jp/manet/outline/index.html


もうちゃ箱主人