もうちゃ箱主人の日記
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| 2009年08月19日(水) |
金大中事件とフィデリオ |
金大中氏がお亡くなりになられた。 ご冥福を、お祈りしたい。
金氏といえば、ニホンのホテル・グランドパレスから拉致され 殺される直前、米政府の介入で助命されたという いわゆる 金大中事件で有名。
この事件の直後、ウィーンで《フィデリオ》を上演した バーンスタインが、 「現代も世界の各地でこの歌劇と同じような事件が起きている、 このオペラはまさに生きている」という趣旨の発言をしたことを 記憶している。
この事件では、結局ヒロインのフィデリオ(レオノーレ)は、 現れなかった。 ドン・フェルナンド役は、アメリカ政府が務めた。
ロッコ役を務めたのは 当時の宮沢外相であった。
余談だが 事件の際に宮沢外相が 国会答弁や記者会見で見せた 右往左往する対応のお粗末さは、 能吏の限界を露呈したようで、 それまでの「将来の首相候補」というイメージを 大きく損なったと、 当時失望したものだ。
現在、ミャンマーで似たような事件が起きているが、 現代にフィデリオ、ドン・フェルナンドは、いないのか??? (わが外務省は、一貫して、目下のヒロインは、 正義の人、ドン・フロレスタンに非ず、と事件性を否定している。 たしかに、拘束状態にあるというだけで英雄視するのは、 単純なポピュリズムだが、スーチーさんの言動のついての 正確な情報が、あまりにも乏しい。 これは、ジャーナリズムの責任でもある)
この事件以来、申し訳ないが グランドパレスと聞くと、この事件と ドラフト会議(初期の頃、会場だった)を想起する。 すまん……(^^;)
ついでに、もう一言。 M日新聞の今日の社説に 早くも、金氏のことが書かれている。
それはいいんだが Webにアップされたのが、午前0時を廻った直後 というのは、いいんだか悪いんだか…
何を張り切っているのか知らないが いかにも、予定原稿を作ってあった ということを、天下に広言するみたいで オロカなことと思うが、いかに… (嫌みだねぇ、エラそうにすみません。… (^^;))
///////// 社説:金大中元大統領 激動の韓国を体現した
韓国の金大中(キム・デジュン)元大統領が苦難と栄光の交錯した一生を 終えた。 本人が「行動する良心」を自任する一方、日本からは見えにくい厳しい 評価も韓国にはある。 だが、抜群の資質を持ち、この国の激動の現代史を体現した稀有な政治家 であったことは間違いない。ご冥福を祈りたい。
36年前、東京のホテルからソウルに拉致された事件によって 金氏は日本で最も名高い韓国人となった。 この事件が韓国情報機関の組織的犯行であり、日本への主権侵害にあたる ことは明白だったが、政治決着によってうやむやにされた。 日韓双方の政府が不誠実であった。
しかし金氏は、自らの大統領在任中はこの問題に手を付けなかった。 07年の真相調査委員会報告書の発表を受けてようやく韓国政府は 日本に対する主権侵害に「遺憾の意」を表明し、外交的には決着した。 だが日本の捜査当局による容疑者調べは実現していない。 事件の大団円を迎えぬまま金氏がこの世を去った事実は、歴史に刻まれる べきである。《後略》 毎日新聞 2009年8月19日 0時03分 (最終更新 8月19日 0時54分)
http://mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20090819k0000m070106000c.html
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もうちゃ箱主人
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