もうちゃ箱主人の日記
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2008年06月11日(水) 心の闇

詩人八木重吉といえば


   素朴な琴


 この明るさのなかへ
 
 ひとつの素朴な琴をおけば
 
 秋の美しさに耐へかね
 
 琴はしづかに鳴りいだすだらう
   

  (詩集「貧しき信徒」から)


のような詩で知られるが
次のような意外な詩もある。
彼も人の子、心の闇もあったようだ。
それが、なんとも痛ましい。
(誰だってこういう葛藤を持っていることを 
  あの犯人に教えてあげたい)

*****
詩集「秋の瞳」から

 
 人を 殺さば


 ぐさり! と
 
 やつて みたし

 人を ころさば
 
 こころよからん



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妻は、八木の詩の中で、次の詩が好きと
 言っています。


  水や草はいい方方である


 はつ夏の
 
 さむいひかげに田圃がある
 
 そのまわりに
 
 ちさい ながれがある
 
 草が 水のそばにはえてゐる
 
 みいんな いいかたがたばかりだ
 
 わたしみたいなものは
 
 顔がなくなるようなきがした


  (「貧しき信徒」から)
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いづれも
http://2style.net/misa/fuguruma/yagi/yagi.html  から


もうちゃ箱主人