もうちゃ箱主人の日記
DiaryINDEX|past|will
| 2006年12月02日(土) |
仏像…写楽…シューベルト… |
妙な(あるいは絶妙な!)取り合わせの1日だった。
午前中 頂いたチケット(←またかよ! (^^;))で妻と 仏像展へ
会期が明日までということもあり大混雑。 仏像をこの混雑の中で「観る、見る」ことに違和感が… 次から次にまるで絵をみるように、無表情に通り過ぎていく人の 姿が多いようにみえる。
これが仏像を「鑑賞する」ということなのか? 私とて、敬虔な仏教徒ではないが、憤りを感じた。 芸術の消費、なんて傲慢なことよ?との疑問も起きる。 せめて、頭を垂れるぐらいは、しなくてはいけないのではないか と思う。 (かって読んだ水上勉の小説の中で 十二面観音を「見せて下さい」と頼んだ主人公に 住職が「拝みたいなら、お引き合わせするが、見たいだけなら お断り!」と言う場面があったのを思い出す) 私は、ちゃんと「拝見」したいと思う像の前では、 立ち止まり、手を合わせ、一礼した。 (あとから考えると、キザだったねえ… (^^;))
出口で、本館に「写楽」の展示があるというチラシを観たので たいして期待せず、そちらにまわったのだが、これにはビックリ! だって、東京国立博物館秘蔵の重文の大首絵20点が、 なんとも無造作に陳列してあるんだもの!? (下世話な話だが、このクラスの写楽だと、少なくとも 1点5千万円は下らないと思うので、ざっと10億円の絵が 目の前にあることになる。なのに、係員は1人もいない(笑) 太っ腹だね、東博さん! 文化財は大事にしてくださいよ!)
その後、私だけ 下記コンサートへ ここでは、シューベルトの《海辺》を、ハイネ、藤村、吉丸一昌の 3つの詩、訳詞で歌い較べるという珍しい趣向が面白かった。^^ ピアニストは旧知の方だったので、お菓子を差し入れた。
終ってから、明日の法事のため、上野駅から帰省。
/////// (各Webから) 仏像 一木(いちぼく)にこめられた祈り 東京国立博物館 平成館 2006年10月3日(火)〜12月3日(日) 奈良・平安仏から江戸時代の円空・木喰まで、一木彫(いちぼくちょう) の名品が上野に集結します。
寺外初公開の滋賀・向源寺の国宝十一面観音菩薩立像 (渡岸寺(どうがんじ)観音堂所在)をはじめ、国宝4体、重要文化財 41体を含む146体をご覧いただきます。 日本人がこだわった木で仏像を造ることの意味を考えるとともに、 そこで培われた良質な木の文化を通して日本人の心や精神性に触れること ができるでしょう。 一木彫は、大地に根を張った生命力あふれる木から造られた仏像です。 拝する人を圧倒する力にご注目ください。
@展覧会の構成 第1章 檀像の世界 第2章 一木彫の世紀 第3章 鉈彫(なたぼり) 平安時代の10世紀後半から12世紀頃を中心に、表面にノミ目をのこす 不思議な一木彫像が流行しました。これらの像をいま鉈彫(なたぼり)と 呼んでいます。実際には鉈による裁断面を残すのではなく、表現が いかにも荒いのでこう呼ばれます。 《後略》 第4章 円空(1632−1695)と木喰(1718?−1810) 円空と木喰…両者に共通するのは、日本全国を廻って大量の仏像を 造ったこと、専門の仏師ではなく、庶民に親しまれる独特の造形を創造した ことです。円空、木喰の像は、ノミだけで仏像を造り上げ、飾りは一切ほどこし ていません。江戸時代の村の人々の祈りに寄り添った像と言えるでしょう。
作風は対照的で、円空の像はナタで割った木材の切断面がそのまま残され、 彫刻面のノミ跡もごつごつしたままです。木喰の像は、表面をなめらかに 仕上げ、造形に丸みが目立ちます。顔立ちはしっかりと彫られ、ことに 微笑むような表情の像が多いことが特徴です。 http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con? pageId=B01&processId=01&event_id=3460
/////////////////
瀧井 敬子レクチャーコンサート「島崎藤村と奏楽堂」 2006年12月2日(土)午後2時開演 プログラム」 >第1部 小説「春」に登場する外国人教師ディットリヒとはどんな人? > ベートーヴェン作曲:ロマンス ヘ長調 作品50 > ヴァイオリン:ジェラール・プーレ、ピアノ:川島 余理 > >東京音楽学校篇《筝曲集》&ディットリヒ:《日本楽譜》より > 「ひめまつ」「さくらさくら」「落梅」ほか > 筝:萩岡 松韻、ピアノ:川島 余理 >山勢松韻作曲「都の春」 > 筝:萩岡 松韻、 筝・三味線・尺八:東京藝術大学音楽学部邦楽科学生 > 〜 〜 〜 休 憩 〜 〜 〜 >第2部 東京音楽学校選科生になった藤村 > ○ 幸田 延作曲:ヴァイオリン・ソナタ ニ短調 > ヴァイオリン:ジェラール・プーレ、ピアノ:川島 余理 > ○ シューベルト作曲:『海辺の曲』 > (ハイネ詩)/(島崎藤村詩)/(吉丸一昌詩) > ソプラノ:坂本 知亜紀、ピアノ:澤田 まゆみ > > ○ ベートーヴェン作曲:ヴァイオリン・ソナタ イ短調 > ヴァイオリン:ジェラール・プーレ、ピアノ:川島 余理 > > :旧東京音楽学校奏楽堂
もうちゃ箱主人
|