もうちゃ箱主人の日記
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このところ、なにかと話題が多い《イドメネオ》 ですが、次の問題も困ったことです。
そもそもは、日本でもおなじみのベルリン・ドイツ・オペラ で11月に予定していた《イドメネオ》の上演を イスラム教徒からの反発を招きかねない演出 (ムハンマドらの首が切られるシーンがある)が イスラム教徒を刺激することを恐れて中止した、ことに 端を発したものです。
これについて、表現の自由を犠牲にする自己規制との強い批判 が起こり、再検討した結果、具体的な危険はない、との判断で 12月に上演することになった、ということです。
首を切られるのは、ムハンマドに限らず、キリストやブッダも 一緒に首を並べられるということなので、イスラムだけ差別した わけではないようですが、なぜこんなシーンが必要なのか わかりません。
ハンス・ノイエンフェルスというと ユルゲン・フリムやペーター・コンヴィチニーと並んで 過激な読み替えによる演出を売り物とする「困った」演出家の 1人で知られますが、本当に必要なシーンなのか 記事を読んだ範囲では、意図を計りかねます。
こういった軽々な行為が せっかくの「表現の自由」を損なうことになりはしないかを 懸念します。
前衛演出に「寛容な」私?でさえ、 最近の演出には、とまどいます。
目下、演劇学にも取り組んで 「好き、嫌い」を越えて、考えようと思っていますが とりあえずは、付いて行けません。 今週末、二期会で例の亜門演出によるコシが 上演されますが、とりあえずパスするつもりです。… (^^;)
もうちゃ箱主人
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