もうちゃ箱主人の日記
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2006年09月17日(日) アンコールについて

ずいぶん前のことだが、ある若い歌手の
モーツァルトのコンサート・アリア中心の
リサイタルに行った時のこと。
数曲アンコールを歌った後、歌手が
「今日はリートは歌わない予定だったので
  譜面は用意してませんが、
  モーツァルト・ファンの皆さんのために
  ≪すみれ≫を歌います」
と、前置きして歌いだしました。
もちろん、観衆は大きな拍手で迎え、
終わってからも、拍手喝采です。

この演奏のレベルが問題でした。
それまでのアリアは、きっちりさらったようで
譜面をみながら、しっかりした歌唱で
好感を持てたのですが
この歌は、本当に準備してなかったようで
記憶のまま、歌い流した感じです。
ピアニストもまた、止まりはしなかったものの、
かなりあやしい箇所もありました。

蛇足であることは、明らかですが
こういう時、どう考えればいいのでしょう?

1)しょせんアンコール、観衆を喜ばせようという
  そのサービス精神を素直に受け取ろう。

2)おぼろげな記憶で演奏するのは、プロの演奏家として
  あるまじき行為で許せない。  

3)≪すみれ≫は、モーツァルティアンにとって
  「大切な」曲、演奏家も「大切に」扱ってほしい。


* その時の私は、ムシの居所が悪かったのかな?
 3)の感じで、憮然として帰りました。
 もっと大人の対応をして(笑)
 1)のように、受け流せばよかったのかな、などと
 後になって、反省したものです。

 その後も、程度の差はあれ、似たような経験をしました。
 
  皆さまは、どう思いますか?


もうちゃ箱主人