もうちゃ箱主人の日記
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ずいぶん前のことだが、ある若い歌手の モーツァルトのコンサート・アリア中心の リサイタルに行った時のこと。 数曲アンコールを歌った後、歌手が 「今日はリートは歌わない予定だったので 譜面は用意してませんが、 モーツァルト・ファンの皆さんのために ≪すみれ≫を歌います」 と、前置きして歌いだしました。 もちろん、観衆は大きな拍手で迎え、 終わってからも、拍手喝采です。
この演奏のレベルが問題でした。 それまでのアリアは、きっちりさらったようで 譜面をみながら、しっかりした歌唱で 好感を持てたのですが この歌は、本当に準備してなかったようで 記憶のまま、歌い流した感じです。 ピアニストもまた、止まりはしなかったものの、 かなりあやしい箇所もありました。
蛇足であることは、明らかですが こういう時、どう考えればいいのでしょう?
1)しょせんアンコール、観衆を喜ばせようという そのサービス精神を素直に受け取ろう。
2)おぼろげな記憶で演奏するのは、プロの演奏家として あるまじき行為で許せない。
3)≪すみれ≫は、モーツァルティアンにとって 「大切な」曲、演奏家も「大切に」扱ってほしい。
* その時の私は、ムシの居所が悪かったのかな? 3)の感じで、憮然として帰りました。 もっと大人の対応をして(笑) 1)のように、受け流せばよかったのかな、などと 後になって、反省したものです。
その後も、程度の差はあれ、似たような経験をしました。 皆さまは、どう思いますか?
もうちゃ箱主人
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