もうちゃ箱主人の日記
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以前ザルツブルクへ行った時 バス(ワンマンバス)に運転士の12,3歳の息子が乗っていて 運賃徴収のお手伝いらしきことをしていたのに出会った、のを 思い出した。 その時は、ほほえましい、と旅行者にも好評だったが 近年のケーブルカー事故なども思い合わせると 今だったら別な見方になるかも……
そんな思いで下記を読んだ。 (事実かどうかわからないが、子供が運転室に入った事情は かなり込み入ったことがあったよで、ただ気紛れに入れた、 とは異なるようだ。それは関係ない、といえばそれきりだが…)
------------------------------------------- 【天声人語】2005年11月24日(木曜日)から
>《前略》 今月、電車を運転中に3歳の長男を運転室に入れたとして、 東武鉄道の運転士が懲戒解雇された。 この件が報道されると、東武本社には賛否の意見が約2千件も 寄せられた。ほとんどが「厳しすぎる」と解雇に批判的だった。
東武によると、30代の運転士で、埼玉県から千葉県へ向かう 普通列車を運転していた。この乗務で勤務が終わる予定だった。 途中駅で、運転士の妻が長男と2歳の長女を連れて先頭車両に 乗り込んだ。
父親の姿に興奮したのか、男児が運転室のドアをたたき 「パパ」「パパ」と声をあげた。妻はむずかる女児を抱きかかえて 手がはなせない。注意しようと運転士がドアを細く開けたすきに 男児は運転室に駆け込んだ。連れ出そうとすると、 泣いてしゃがみこむ。約4分の子連れ運転となった。
解雇処分を巡っては、本紙にも賛否の意見が寄せられた。 「もしも大事故が起きていたら運転士は一生後悔したはず。 解雇されて当然」 「3歳児が将来、解雇理由を知ったら深い傷になる」
安全運行がすべてに優先するのは言うまでもないし、 家族を先頭車両に乗せるべきではなかった。 それでも、多くの人命を預かる仕事だと再認識させたうえ、 再び乗務の機会を与えるかどうか検討するといった選択肢は なかったのだろうか。 勤労感謝の日のきのう、電車の運転室のドアの前で 思いを巡らせた。
もうちゃ箱主人
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