もうちゃ箱主人の日記
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2005年10月20日(木) 倚音と appoggiatura、前打音

アルフォンソ様の掲示板で読んだが
私も以前 事典・辞典で調べてかえって???となった
ことがあります。(^^;)

アポジャトゥーラ appoggiaturaは
歴史的な経緯などから多義があるので、
このコトバを介在させると、話が複雑になってしまいます。
そこで、倚音=appoggiatura としないで
appoggiaturaは、「倚音」と 「前打音」 の2つの意味を含む!
と割り切って考えたほうが、わかりやすいようです。
実際、下記のように使いわけている演奏家をみました。
 (正確な使い方ではないのかもしれませんけれど)
 
つまり、倚音という時は、和声外音を指し
appoggiaturaというと、短前打音(装飾音符)を指す
ことが多いような気がします。
(もちろん指導の先生や、翻訳書の訳者によって異なったり
 して結構混乱していますが…)

この使い方は、ちょうど同義語の Cadenza ,Kadenz を
カデンツァCadenza (伊):協奏曲のソロ楽器独奏部
カデンツ Kadenz(独):和声のS-D-Tなどの連結法
 〜と使い分けることが多いのと似ています。
 
日本語の融通無碍さを生かした日本人の智恵といえるかも
しれませんね。
(最近は混乱を避けて、appoggiaturaを使わず
 倚音、前打音と分けて使う方も多いようです。)


もうちゃ箱主人