もうちゃ箱主人の日記
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2005年03月30日(水) 『アダム・スミス芸術論 』

アルフォンソ氏のサイト(2月24日)で
お教えいただいた↑を三鷹図書館で借り出し。

>『アダム・スミス芸術論 』
馬淵貞治訳. − 日本経済評論社, 1992.

書名と訳者の名にききおぼえがあったのは、
以前 「名古屋モーツァルト協会」を
検索していて、拾い読みしたためだ。

その時は、「アダム・スミスとモーツァルト」と
いう取り合わせに ???と
通り過ぎてしまったものだ。

今回 例によって「後書き」から読み始めたところでは
訳者は、東京銀行のOBという。

訳注に
>アダム・スミスは、この『芸術論 』を『国富論』に
 匹敵するような大著にしたかったと思われる。
 しかし、既に死は迫っていた。その上、モーツァルト
 のレクイエムのように遺志を継いで補完する人が
 いなかった。……

訳者は、この書をレクイエムにたとえ
 『芸術論 』第1編を イントロイトス
  第2編を、 キリエ 
  第3編を、ゼクエンツァ
  最終編を、ラクリモサ
    〜とした上で

>アダム・スミスの偉大な主張を、没後202年の今日
 余すところなく評価されること願い
 補完・翻訳を行い、解説を試み……
    〜と言う。

まことに、範としたい業績と思う。

浅学の身では、本書はとても拾い読みできる種のものでなく
これからも、折りに触れて読み込んでいきたい。


もうちゃ箱主人