もうちゃ箱主人の日記
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2004年12月14日(火) 先々の時計となれや、小商人(こあきんど)

古川柳である。(よく落語のマクラに使われますな)

久々の『正平調』から

>2004/12/03

 その男性が路上に現れると
時計を合わせる人までいたという。
なにしろどんな悪天候でも、午後の決まった時間になると
散歩を始めるのが日課だったから。
ドイツの哲学者カントのことである。

 ベートーベンも名だたる散歩好きだった。
ウィーン郊外にはその名を冠した小道まであると聞く。
日本人では 勝海舟の散歩がよく知られる。
「暇さえあれば独りでぶらついた」
「東京の市中はたいてい知っている」と、後年語っている。

 奈良市の女児が連れ去られ、殺害された事件から半月が
たつ。
おぞましい凶悪事件だが、気になるのは連れ去られた歩道に
大人の姿がなかったことだ。
      <中略>
 思索を深める。
 曲想を練る。
 街の様子を見て回る。
カントや海舟らの散歩には目的があった。
今なら気晴らしや健康維持が理由だろうが、その時間帯を
昼下がりにすればどうだろう。
「安心」という意外な効用まで生みそうだ。


もうちゃ箱主人