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なんでそんなもん、書けっていうかな?
お店の常連さんにお歳暮を贈ったら、 「もうお歳暮は今年はもらわないって言ったでしょ」と言われ、 それでも、お返しのお歳暮を頂いて、 丁寧なお礼状も添えられていた。
60代ご夫婦。 達筆ちゃん。
夫は、超感心。感激。
「これ、見ろや。達筆やろ?綺麗な字やな〜」と、お礼状を私に見せる夫。
んで、 うちに届いたのは、 いつもお歳暮を送る方からの、『お返しお歳暮』。
いつもその方は、お礼状だけで『お返し』はしてこないのに、 今年は何故か、送って来られた。
「え〜、どうしましょ?お礼の電話をしなあかんのんちゃう?」
「お前、しとけや」とは、夫は言わなかった。
いつもは、そう言うのに。
なんでか?
代わりに吐いたセリフは、
「あそこんちは、いつもお礼状をくれるんだから、 電話やなくて、お礼状を書いて送ったらええやろ」
お前が、書くんかい? 誰が、書くのさ?
私に期待している、というか、当然妻が書くと思っている夫。
わたしゃ、 あの、達筆お礼状みたいに、綺麗な字で書けないんだよ。
悲しいかな、老眼もずいぶん進んで、 夕方になると字が見えにくくて、しゃーない。
「あ〜んなに上手な字で書けないし、お礼状を書くなんて無理無理」と言った・
夫、 私の断り文句をスルーした。 返事はない。 聞こえないふりか? 断っても、 結局、書いてくれると思いこんでいるのだろうか?
だる。
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