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昨夜、夫の店には、懐かしい人が何人か訪れたそうだ。
夫が仕込んだ?某焼鳥屋店主が、夫婦でやってきて、 「来月、チェーンを抜けて居酒屋をやります」と報告された。
このチェーンに入るのには、色々契約を交わさなければならない。 夫の時代は、チェーンを離脱するさい違約金ン百万円の契約。 しかし、この某焼鳥屋店主の時代は、チェーンを離脱する際、 「辞めます」でいいのだ。タダで辞められるのだ。
ずっこいぞ。 うちも抜けたい。
学生の頃にうちの店に飲みに来ていた男の子が、10年ぶりに来たそうだ。 「あれ?うちにいらっしゃったことありますよね?」と夫が言ったら、 「覚えていてくれたんですか♪」と、とても喜んでくれたそうだ。
そう、夫は人の顔を覚えるのが得意なのだ。
それなのに、あぁそれなのに、
その次に来た妙齢のご婦人&若い女性に、
「私たちのこと、覚えてますか?」と聞かれて、首を傾げた夫。
「わからないの?」 「すいません。わかりません」 「●●ですよぉ〜」
種明かしをされて、びっくりする夫。
夫の高校時代の同級生だったのだ。 若い女性は、彼女の娘さん。
妙齢の女性は、今でも親交がある同級生男子の、元嫁だったのだ。
「しかし、女ってのは変わるもんやな。全然わからへんかったわ」
彼女に会ったのは、確か同級生男子とまだ結婚していた頃。 私と一緒に、二人のお宅に遊びに行った時だ。 あれから19年か……。
ってぇ事は、 私も、故郷へ遊びに行って同級生とかに会ったら、 「私、わかります?」と聞いても「あんた誰?」と言われるわけだ。
「うん、そうやな。誰もお前をわからんと思うわ」
夫に断言されてしまった。
なんだか、ショックー。
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