| | |
かわいそうだし聞かんとこ〜かな〜と思ったが、 お約束なので、一応確認。
「ね〜、昨日、ゴルフクラブ、買ったでしょ?」
夫くん、3秒黙る。 目が泳ぐ。
こらえきれずに、私が押す。
「買ったんだね」
無言で、頷く夫。
「いくらだったの?」 すかさずつっこむ妻。
「いちまんろくせんえん…」
1万6千円? 安いやん。 たいしたこと、ないやん。 それ、妻に内緒で買うほどのクラブなのか?
「なんで、もっといいのを買わなかったの?」 素朴な疑問を、夫に投げかける。
「うちにあるクラブと同じメーカーやったし…」
酔うたびに、 「ワシは、新しいクラブ、買うぞ〜。絶対買うぞ〜」 そう気合いを入れるほどの金額のクラブなのか?
ごめん、私は今月、そのクラブと同じ値段の秋物セーターを買ったよ。 夫に申告してないよ。 というか、行きずりに入った店で、気分が乗ったから買ったセーターだよ。
夫は、飲み食いにン万円使うのは苦にならないくせに、 ン万円の物質を入手するのは、非常に躊躇するタイプなのだ。 15年前に買ったスラックス@1万8千円を、今でも大切に履いているのだ。 「このズボンはな〜、1万8千円もしたんだぞ〜」と今でも自慢するヤツ。
価値観の相違と言えば、それまでよ。
今朝、早起きして打ちっぱなしへ行った夫。
「で、その新しいクラブの感触はどうよ?」
弱っている敵は、倒れるまで打ちのめすべし。
「あかん。。。明日のゴルフには使えへん」
やっぱりね。
ゴルフクラブ購入の件で、夫はしばらく私に心苦しい思いを持つだろう。 しばらく優位に立てるな。
|
|