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明日 咲く花
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2006年06月04日(日)  八つ当たり

夫の怒声で目が覚めた。

階下で、なにやらわめいている。

時計を見ると、午前3時半。
午前2時に寝たので、まだ1時間半しか眠れていない。

階下の音に耳をすませてみた。
この時間は、夫ひとりのはず。
どうも、犬か猫に怒っている模様だ。



どうしようか…。
しばし考えた。
とりあえず、トイレ。(笑)

立ち上がると、床が揺れる。
身体がすっかり熟睡状態なのだろう。

こりゃだめだ。ということで、ふたたび布団に入った。


怒鳴り声と共に、ガタンバタンと音が聞こえた。
腹立ち紛れに、そこらを叩いているのだろうか?
動悸がした。

夫が不機嫌なのは確実だ。
もしかして、とばっちりを受けるかもしれない。
そう思うと、胸が苦しくなった。


そのうち、眠っていた。



お昼、
食事時、
何気なく夫に聞いた。

「寝言で喧嘩していたけど、昨夜なにか嫌なことがあった?」


ピンポン。大当たり。

「そういえば、明け方怒鳴っていたよね?」


怒鳴り声は、猫に向けられたものだった。

うちの猫は、夫とは犬猿の仲。
この10年近くで、大立ち回りが何回もあった。
それでも猫は、そんなことなど忘れた風で、
夫が帰宅すると迎えに出て、「にゃあぁん」と夫の足にすり寄るのだが。
不思議、ホントに不思議。


怒られた猫自身は平気なのだけど、
ワンコが、あかんかった。

ワンコに向けられた怒声ではなかったのに、
明け方に、吐いた。
夫が後片づけをした。

今日の昼間も、元気がなかった。
明らかに、ショックを受けている。


かわいそうだったね。
でも、残念ながらこれからも同じことが何回も起こるでしょう。
ワンコよ、心を強く持て。




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江原さんの本を読むように夫に勧めてみたが、
「もうけっこう」と断られた。
必要な人には必要とされない江原さん。無念じゃ。


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