ことばとこたまてばこ
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| 2006年10月31日(火) |
誘拐されし少年はふと |
あのとき・・・ぼくは 緑の犬と目を交わしたのだった・・・
高く生い茂る草むらに隠れてぼくは 黒いコートに黒いサングラスのおじさんに 触られるがままになっていたのだった
誘拐されたぼくは ざんぎり頭に刈られて 無意味に糞尿の排泄を強要されて 愛の一文字を何千何万も書かされて 残った時間は外で夜から空が白けるまで立たされる 誘拐された日々はそんな感じ だいたいそんな感じ
疲れた日には洋式便器に顔つっこんで大の方へコックをひねり 盛大に流れくる水の渦に喉がつまったりしないかなと希望してた
そのとき・・・ぼくは 緑の犬と目を交わしたことを思いだしたのだった・・・
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