ふるふるとうるんだ瞳でひとすじに見つめくる、あのじいさん。その白髪混じりの毛髪は潮風ですっかりみだれてる。鬼がカナテコでちからの限りえぐったかのように深い皺、皺、皺、皺。えたいの知れない謎の光、上空より滲み出て、じいさんを美しく照らしたね。「美しい山河」「世界平和」「希望の光」寺に通う幼子の遅い書き初めを背に、坊さん、息を詰め、ニコンFM2のシャッター押した。