清廉な風 ふきつけ みだれて横たわる人々の顔 まるで 何も映さぬひび割れたる鏡かすかなる呼吸も 鼓動も 地が呑んで包んだ穢土の戦場を駆け抜けてゆく あの鬼 笑っている?すべて消えゆく指先に血の名残をにじませながら指を奏でる翁血の匂いが見える言葉を 赤色の死 と心細く答える翁どんなにも辛抱して薔薇の花をつまんで去ったどんなにも辛抱して