音の洞窟を震わせる風の中、静謐が奏でる沈黙をおれは感じた髪ははためき 鼻腔に風が潜り泡沫の静謐を逃すまいと乱暴に抱きしめる 胸にしずる静寂陽炎のごとく薄く淡く寂とした状態を保ちつつ消え去った面を上げ 喉仏をさらし 空をあおぐ空は依然として揺るぎの無き揺るぎの無き