ことばとこたまてばこ
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2005年09月14日(水) 書けども書けども二転三転に七転八倒 コブだらけ

とても幸福でとめどもなく溢るる涙に眼球も枯れ果てようかという程の絶頂
そんな痺れる幸福しか書きたくないのだ
おお さうだ 不運な出来事を一切合切、書かねばよいのだ
まったく私は粗忽者であるよ
よかよかよか この夜が明けた日からは
幸せの波を何度も何度も飽くることなく浴びるかのごとき至高の幸福だけを書こうか!




と誓うと過呼吸しか呼び覚まさぬ残酷な物語しか書けなくなる




触覚が大火傷によりて無くしためくらの物語をば奏でる
視覚が菜箸に貫かれたつんぼうの物語を紡ぐ
足を地雷に奪われた若々しく何も不可能なことなど無かった男の物語

そんな

世界で最高に我こそが不幸ですよと 絶望にうちひしがれたる人々の物語
これだ!これだ!これですよ!書こうぞ 是非とも書かにゃならぬ!
と誓うと今度は歯の根もうち震える甘さでできたる慈しみの物語しか書けなくなる


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