ことばとこたまてばこ
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2005年07月20日(水) 気炎万丈

まったく強力な月光が 暗けし海面を雪白へと彩りおえた真夜中

鯨が海原をかき分け進んでいた
瞬時
その光景を目撃した生物すべてが一生涯忘れえぬ見事に雄々しい潮吹きを上げる
上昇の潮水はしゃれこうべをどれほど上向きにしようとも、視界に収まりきらぬほど遠方へ散らばった


その潮水は光を背に輝き煌めき大伽藍のごとく黄金色の眩さと化して
おれは 水を一身へ浴びる

すいこみ、のみこむ
すると
ピェンピェンピェン
耳朶を奮わせる甲高く細い震動が
身体の奥底より
沸き出でて

沸き出でて


全身が ピェンピェンピェン 鼓動を開始する



とうに鯨は海底へ潜った
深い海底へ
とても深い


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