ことばとこたまてばこ
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2005年07月18日(月) 狐の喚起

早く気づけ それがしの爪先は凍えているぞ
早く知れ  それがしの目玉は往生しているぞ
早く判ろう それがしの精神は中肉中背と化しているぞ

きれぎれの悲鳴はどこぞより 流れてくるか
彼岸ではない 此岸ですらない 地獄極楽すら超越して
満目の海にそれはあっったよ
ざんざんざんぶらぶん 海から漂ってくる
なんでも知っている豊穣の水が詰まってる 海

とくとくとくとくとくとく とくとくとくとく
低いくぐもった悲鳴 小さくなってゆく
縮小 縮小 縮小 縮小
縮小の果ては 沈黙に満ちた満目荒涼


貫く石像の鼓動 どっどど どっどど どっどど
石は沈黙に支配されていない



狐が とーん 
とーん  とーーーーーーーーーーん
軽やかに跳びはねてやってきた やってきた
切れ長の眼は全貌を見回して

 くるん 
 くるくるん

一度、二度、尻尾を振りまわしちゃって


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