どぅーんどぅーん発作を起こして心臓のバクバク高鳴る厠の中、ドア一枚隔てた妻へと異変を知らせようと叩く。どぅーん どぅーん時刻8時半。妻、夜食の食器洗ってる。こめかみよりねばる汗、唇に流れて。どぅーん どぅーん音無し子の妻妻 音無し子なんらかの奇蹟が起こらぬかと信じざるをえないまま過呼吸と苦痛に顔をゆがめ胸を鷲づかみにしてまた戸をたたくどぅーん どぅーん どぅんど