ゲンゾー日記
2011年10月11日(火) 水滴

ボクの運動場はコンクリート張りなのだ。
本当はボクは土の地面が好きだし、ボスもアキコも「いつかゲンゾーの運動場のコンクリートを剥がしたい」と言っているが、コンクリートは簡単に剥がせるものではないらしいのでオリコウなボクは我慢している。

でもボスとアキコが運動場の草むしりをまったくしないおかげでボクの運動場はだいぶ緑が増えたのだ。
植物の生命力は本当にすごいのだ。
最初はコンクリートが割れた隙間から小さな草が生えていただけだったのに、今やたくさんの植物が生えている。

草むらの上でゴロゴロするのも気持ち良いが、ボクはなんと言っても朝起きた時に草に付いた水滴を見てまわるのが楽しみなのだ。
草についた水滴を覗き込むと、世界が逆さまに映っているのが見える。
地面が上で空が下だ。

水滴の中の逆さまの世界を眺めている時に、ボスが散歩の紐を持って逆さまに歩いて来るのが水滴に映る瞬間はまた格別なのだ。

↓残念ながら逆さまのボスはまだ映っていない

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