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今日はボクの日記にはかなりそぐわない花の話なのである。 この花はクリスマスローズという花の仲間らしい。
今日、ボクは散歩の時にいたずらをしてお隣の畑の横の草む らに入り込んでこの花を見つけたのである。 きれいな観賞用の花など一つも育てていない畑にどうしてこ の花が咲いているのか、ボクにはさっぱりわからない。 でも、お隣の畑で使うための竹棒がドカっと立てかけてある、 なんだかごちゃごちゃした空間の下にこの花がひっそりと咲 いていたのである。
ボクがこの花を見つけて黙って見ていたら、ボクを追いかけ て来たアキコもこの花を見てびっくりしていたようである。 こんなところにこんなきれいな花が咲いているなんて、誰も 気がつかないのである。
クリスマスローズはボクとアキコに見つめられて恥ずかしそ うにうつむいていた。 あぶなく惚れてしまいそうなほど可憐な花であった。

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