先日介護体験に行って参りました。
今回は１８歳以上の方が仕事をする授産施設です。
感想は、体験しなかったら私はとんでもない概念を持ったままだった
ということです。

ここでも肩の力が抜けました。
やはり固定概念があったのです。
きれいごとではなく、本当に心が洗われました。
運動会の練習を見ていて、競争ではなく
心の底から楽しんで走る姿に胸が熱くなりました。
知能がそこまで及ばないと言われたらそこまでですが
一番シンプルだけれど一番難しく一番大切な生き方を
彼らはいとも簡単にこなしている気がしてなりませんでした。
わが身を振り返ってしまいました。
私が何をしても、ものすごく褒めてくださり、
また、フォローをしてくださり介護を私がされている気分でした。

もちろん、配属された施設に恵まれていたことは大きいです。
全ての施設がこうとは思っていません。
ただ、障害者とは一体何をしていうのだろう、、、と考えてしまいました。
職員の方の体当たりの仕事ぶりにも胸を打たれました。

そういえば、夏のスクーリングでは、
ノートテイクアルバイトと書かれたバッチをした学生が
たくさんいたことに驚きました。
それだけ聴覚障害の方が通信の学生にいる、ということです。
そのとき私も一度だけ聴覚障害の方と話す機会があったのですが
私の口の動きだけから言葉を理解し、
声を出して笑顔で何度もありがとうとかすみませんという姿に
何ともいえないものを感じました。

私と同じ位しか生きていないのに、
どうしてそんなに落ち着いているのだろう、
どうしてそんなに心が広いのだろう、と。すごいです。

物事ひとつひとつ、決してスムーズには行っていません。
むしろつまづいてばかりでなかなか前には進めません。
極端なまでに。
この何でも極端なところも、先生からよく指摘される私の弱点です。
でも、放っておいても明日は来るので正直しんどいですが
なんとかかろうじて毎日を過ごしております。

分かっています。
自業自得ということ
精一杯過ごすしかできないということ
毎日大事にするしかできないということ。
(一部省略・抜粋)

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メールを拝見いたしました。

心配をお掛けしてしまったようでごめんなさい・・・
ここのところの忙しさで
睡眠を後回しにしたつけがまわってきたらしくて、
風邪をひいてしまっていました。

物事に対して、スムーズというかスマートに対処が出来ない・・・

これについて自分を卑下する必要はありません。

何に関してもそうですが、
簡単に出来てしまえば本当の意味で
なかなか身につかないものです。

しかし、頭をあちらこちらにぶつけながら・・・
迷いながら先に続く道を探し出した人は、
その時に学んだことがしっかり身についています。

大切な事は・・・

『後ろばかりを振り返らないこと。』
『どんな時も明るく元気に、前を向いている事』

これからも様々なことが起こってくるでしょうが、
それすらも楽しめるように頑張っていきましょう。
(全文掲載)

　　　　　　　　　　杏珠