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2012年11月19日(月) ミッドナイト・イン・パリ

やっと観ましたミッドナイト・イン・パリ。
これですね、間違いなく森川さんがこんなに喋り捲ったことはないというぐらいセリフてんこ盛りの作品。とにかく、主演のオーウェンの視点ですべてのお話が展開しますので、ずっとしゃべっております。しかも、なんとも自然体な立ち居振る舞いで、ナチュラルに喋り捲りです。
1920年代とさらに昔の3つの時代の夜のパリとそこに生きる芸術家たちそしてそこに絡む女性たちと主人公ギルとんの不思議な出会いと交流。真夜中になるとその不思議な時代に紛れ込むオーウェンの、いかにもアメリカンな姿に立ち居振る舞いがまったく浮いているのですが、それが不思議にうまくなじんで行きます、一方、昼間のパリではフィアンセとの擦れ違いが・・・夢のような過去の世界と現実世界を行き来しつつ現実が現実でなくなっていく様子が切ないです。最後は意外にあっけないというか、あっさりした終わり方で、それも含めて、ウディ・アレンらしい作品といえなくもない。昔彼の作品を沢山観ました。どれも人間関係が凝っていて面白かったです。
森川さんの吹き替えは、イケメン声ではなく、どちらかというとTVシリーズの現代版シャーロックのジョンワトソンにも通じる、肩から力が抜けたしゃべり方、物語の展開を受け入れてその流れに身を任せながらも次第に自分の存在をきらめかせてゆく、じわじわとした自己主張の役です。森川さんには相当に手ごたえとやりがいがあったことと思いますし、こういう役で彼を起用してもらえるということは、ファン冥利でもあります。自然な感情表現力と演技力がなければ、まったく台無しになるそんな出ずっぱりの作品。役者森川智之を堪能できます。イケメンで良い声だけが彼の魅力でない、むしろ吹き替え業界ではこういう彼の魅力こそが評価されている(そこがファンとして嬉しい)ことがよく確かめられる作品。だからこそ、やっぱり、アダム・サンドラーの「再会の街で」を森川さんで観てみたかったと、なぜかそんなことを思い出してしまいました(再会の街ではミッドナイトインパリと内容や役柄が似ているわけではありませんが・・・)

来年からスターチャンネルで放送されるダークなファンタジーGameOfThronsでの視点キャラ(群像劇的ダークなヒロイックファンタジーの中で物語の視点になる何人かのキャラの一人)として小人の役に配役された理由も、きっと観れば納得できるのではと期待しております。

なんだか、森川さんの次々に発表される新作の情報に、ここ数日驚かされいるだけでなく、とうとうカッコイイだけではない部分がどんどん膨らむ役が増えて、楽しさが倍増して、ファン心がざわざわしております。

なんて考えながら、クローン・ウォーズシーズン4をBDで見始めました。最初の数話でオビワンの出番はセリフ二言ほど。シーズン4の中半〜後半には大活躍ですが。なんだ〜と思いつつも、面白い話の展開に楽しんでおりましたら、何ともモブに居る居る(笑)、好青年からおっさんまで、いろいろな森川さんモブ声も楽しめます(爆)

そして今日の速報は、キングダムのイベントで出演のしゅの字もないはずだったのにいきなりビデオメッセージだったとか、なんでも李牧(趙の宰相)の役とのこと。これまた曲者の役で楽しみです。
それと、まだ確認していませんが、とうとう若王子先生でイベント出演らしいです、よもやポラリスを生で聴けるのでしょうか?それはまだわかりませんが、若ちゃんな森川さんをイベントで観れるのは、ちょっとすごいかもですね。はたして森川さんが役を思い出してくれていれば...ですが(爆)(笑)

ワンピースでのはっちゃんの出番がすこしだけ、でも、出番はこれで終わりなのかな?これも不思議な役でした。


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