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2008年10月04日(土) ゴッドファーザー

ゴッドファーザー

外画DVD「ゴッドファーザー パート1」(デジタル・リストア版)と同「ゴッドファーザー パート2」(デジタル・リストア版)10月3日発売

「ゴッドファーザー PART I <デジタル・リストア版>
マーロン・ブランド(ドン・ヴィトー・コルレオーネ):麦人
アル・パチーノ(マイケル・コルレオーネ):山路和弘(2001年版)/森川智之(新録)
ジェームズ・カーン(サンティノ・“ソニー”・コルレオーネ):谷口節
ロバート・デュバル(トム・ヘイゲン):田原アルノ
ダイアン・キートン(ケイ・アダムス・コルレオーネ):山像かおり
スターリング・ヘイドン(マクラスキー):糸博(2001年版)/仲野裕(新録)
ジョン・マーリー(ジャック・ウォルツ):水野龍司
リチャード・コンテ(ドン・エミリオ・バルジーニ):糸博(2001年版)/仲野裕(新録)
リチャード・カステラーノ(クレメンザ):辻親八(2001年版)/後藤哲夫(新録)

「ゴッドファーザー PART II <デジタル・リストア版>
アル・パチーノ(ドン・マイケル・コルレオーネ):山路和弘(2001年版)/森川 智之(新録)
ロバート・デュバル(トム・ヘイゲン):田原アルノ
ダイアン・キートン(ケイ・アダムス・コルレオーネ):山像かおり
ロバート・デ・ニーロ(若き日のドン・ヴィトー・コルレオーネ):山野井仁
タリア・シャイア(コニー・コルレオーネ・リッジ):渡辺美佐(2001年版)/斎藤恵理(新録)
モルガナ・キング:竹口安芸子(2001年版)/新田万紀子(新録)
ジョン・カザール(フレデリコ・“フレド”・コルレオーネ):牛山茂
マリアンナ・ヒル(フレドの妻):金野恵子
リー・ストラスバーグ(ハイマン・ロス):大木民夫(2001年版)/稲垣隆史(新録)

Part1では、シシリー出身の大イタリアマフィアのボスであるヴィト・コルレオーネ(マーロン・ブランド)の後半生と、本来なら血塗られたヤクザの抗争を繰り返す家業とは一線を置いていたマイケル(アル・パチーノ)が、その父を愛するがあまり、ついには自らこの世界に飛び込んでしまう。
父のたっての願いもあって、堅気として大学にも行き、戦争へも行った、本当に普通の青年であったはずのマイケルが、如何にして父ヴィトの跡目を継いで組織の頂点に君臨するに至ったのか、その過程を描いています。

Part2では、その若き覇者となったゴッドファーザーマイケルコルレオーネが、如何にして組織を維持拡大し、家族を守り組織を守るために心血をそそいでいながらも、さらにどんどん抗争の泥沼が連鎖してゆく様子が描れて居ます。
また同時に、回想シーンの如く時代が遡り、イタリアシシリーから自由の国アメリカにやってきた男ヴィトが、まじめな青年から如何にしてドンの地位と強大なファミリー組織を築きあげ、それを守ろうとしたかを描いている。
森川さんは、コルレオーネ一家に生まれ、後にドンと呼ばれ組織に君臨するマイケル(アル・パチーノ)を演じて居ます。
これが、もう、どうしましょうハアハアものの格好良い!というか渋い!というか、もうカッコ良くてカッコ良くてカッコ良くて・・・痺れまくりの演技と声です。こんな高級ヤクザのボス役って、さすがに某BでLなドラマCDでも片鱗はありますが、ここまで立派な役は始めてではないかと、ヤクザの役でも頂点を極めたなって感じがします。声も雰囲気も本当に恐い位硬派です。
パート1の前半は堅気なので、それはもうおとなしくて穏やかな好青年。
ところが、中盤から後半に向かって、どんどん凄みと影と渋さが加わって行きます。
あと、判っていながらもパート2の冒頭で、でいきなり数年後のシーンからなのですが、そのマイケルの声が、年齢を感じさせる一段階トーンを落とした絶品の渋さ、深さ、美丈夫で威圧感のある声と演技。
こっちの声が、低音の森川さん声好きには、悶絶物です。
あえて、誤解を覚悟で、どんな感じかというのを想像しやすく例えるなら・・・穏やかなしゃべりの小十郎というかライというかセフィロスというかトーマなアルパチーノを想像してください(爆)

若き日のアルは超美形、体は小さいですが、組織を継いだあたりからは、なんとも言えない鋭さと威圧感を身にまとった、影のある美青年、それが後半は美中年になって行きます。
そんな外見と演技に、森川さんの演技が綺麗に嵌って、とにかく声の持つ魔力が凄い。
喋っただけで誰がボスなのか判らせるという感じ、もう絶品の響きを湛えた、低さと渋さと凄みがあって威圧的で傲慢で知性を感じさせます。

今日はパート1全部とパート2のインターミッションまでを観ました。
明日、もったいないですが残りの90分ほどを全部観てしまいます。
楽しみ。
そして、映画そのもののも、これまた素晴らしい。パート1が作られたのが1972年ということで36年前。
やたらに本編が長くて、パート1だけでも180分近く、パート2に至っては220分ということで、途中でインターミッションが入るほどの長丁場。

映画作品としても、最高傑作、名作、などど呼ばれる理由がこの年齢になってやっと判った気がします。
とにかく、カメラワークがすばらしい、そして登場人物がみんな立っていて魅力的、脚本に緩急があり、これほど長いのに冗長さをいっさい感じさせず物語にのめり込ませる、そんな演出です。
今のハリウッドもののようなトゲトゲしさや激しい画面切り替えや強調しすぎの効果音など、五感を意図的に刺激するような小細工はいっさいつかっていなくとも、美しい画面(たとえ薄汚い路地ですら、なんだか絵になっているという)、手を抜かない小道具や町並や人物の演出、そしてとんでもないキャスト。若い人は知らないと思いますが、私の世代でも既に過去の人だった大俳優のマーロンブランド(日本で言えば三国廉太郎とか石原裕次郎みたいな人)とその若き日を演じるのが、これまた若き日のロバート・デニーロ、その息子がアル・パチーノという、今なら実現出来そうにないほどに、パチーノとデニーロはこれで出世しました。
とにかく巨匠(当時は新進気鋭だったのかな)の才能を思い知らされた感じです。
映画としての出来がすばらしい。単なるヤクザの抗争劇のはずか、こんなにもジーンとくる家族の悲劇の一大物語になるんですね・・・本当に面白いです。

それにしても、リストア版ということで、オリジナルのモノラル音声では既に山路さんがアルを吹き替えしているバージョンが世に沢山でていて、今回の5.1chサラウンド音声の日本語新録をわざわざ聴いてくれる人というのが、森川さんファン以外でどの位居るのかわかりませんが、吹き替え好きなら是非一度彼の声と演技を確かめてみて欲しいです。本当に、いままでの爽やかな青年声の森川を覆すような、硬派で渋くて毅然としたボスの喋りの低音な彼の声と演技にすこしは驚くのではないかと思います。美形のアルの魅力がこの上なく倍増しているのは間違いがなく、ホントに見事にはまってます。ファンは必見、必携の2枚です(パート3も含めBDBOXというのもいいかもですね、パート3は森川さん出ていないというか新録されなかったので、ちょっと残念)

ペンギンの問題の小林ジョニー君。
出番は少しでしたが、やたらに良い声の無駄遣いで最高に笑えました。
某映画と漫画のパロディ大爆発。その映画のリメイク版吹き替え(今週木曜に再放送)とも少なからず縁があるというのも、これまた奇遇な森川さん。

そろそろ寝ますが、何か?(爆)
web拍手を沢山ありがとうございます。


まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

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