声優さんと映画とアニメと
もくじ一覧|前の日|次の日
| 2007年10月25日(木) |
爆音の彼方で聞こえる音の世界・・・ |
web拍手ありがとうございます。メッセージもいつも本当にありがとうございます。
>ロードキラー、おもしろそうですね!見ます〜! ああ、それですが、2006年の11月16日にテレビ東京系で放映されたTV版吹き替えです。 DVD版は檜山&坪井兄弟、TV地上波が高木&森川兄弟です。
>気合いれて見にゃあきませんな夕方6時 K様、今日も壮絶でした、モザイクこそ無かったですが、状況を具体的に想像すると、もうどうして良いやら。笑いすぎで腹筋が鍛えられてしまいます。 そして暗い重いでは6時代ぶっちぎぎりの、Dグレイマン。スーマンの末路に救いがあるんでしょうか? 予告編は銀魂の途中でもやってましたが、アレン君もかなり大変な状況、それを作っているのが真っ黒いティキという、来週の森川さんの演技は面白そうです。過去にあまり比較できない雰囲気の悪役です。
>SS様 聞き比べ、面白いででしょう!!三銃士って、TV版はしゃべりまくりなダルタニアン、DVD版は超かわいい王様の森川さんですね。
さて、以下今日の日記です。
人間ドックに早朝から行って来ました。一応問題なし(肥満だけがねぇ・・・爆)。 実はクリニックのあるビルにアニメイトが入ってまして(嘘みたいな本当の話)。帰りに毎回寄り道するのですが、今日はBASARAのドラマCD(黒盤)とデスガン4を買って帰りました。 そのあと、午後からは、バリウム飲んで気分が最悪だったのですが、社外委員会の会議でいろいろ役割があったりで、結構忙しくて、CD聞きたい禁断症状も味わう暇もなく、働いておりましたが、会議後はいつもより急いで帰ったのは、決して銀魂が観たかったからだけではありません(笑)。
いやぁー銀魂は、下品(笑)。またまた下ネタも下ネタ、う○こ話で30分、信じられないです。でも、どうにもならないぐらい面白いので困ったものです。どうにも、こんな小学生ネタが面白いなんて、こんな自分が楽しいかな。
戦国BASARAの漆黒〜本能寺の変〜は、ちょっとかなり痺れました。速水さんの明智光秀の狂乱の演技は、過去に聞いたこともない、狂喜の黒速水さんに悶絶。若本さんは強力若本節500%全開。正直、この二人のベテランがあまりに凄すぎて、他の中堅はすこし霞んでしまいましたが、最後を飾るにふさわしい、凄い仕上がりになっています。でも、1ッ箇所、森川さんの”勝どき”で鳥肌立ちました。彼なりの精一杯の演技には、どんなに先輩の神がかりの演技があっても、やっぱりしっかりとしたウマさが光ってました。 それと、今回は保志君の戦闘系での声の出し方のウマさも際立ってました、声が裏返らないで迫力を維持して叫び続ける、すばらしく良い喉です。今回のキャストは、最後を飾るにふさわしく、半端じゃないです。 いまさらながら、彼らの戦闘シーンでの声の出し方がすばらしさに鳥肌。人間の体の動きとそのときの息遣いを脳内で完璧に知り尽くしていないと出せない、そんな動的な声の乱闘を堪能できます。 どこかの、何が起きてるのかさっぱりわからないドラマCDとは、ずいぶん違う、すごい演出のウマさもあるなぁと、実感。鳥肌ものです。(本能寺の変なんで、主役は織田信長さんと明智光秀さんなんで、伊達さんチームの出番はやや少ないですが・・・)いやーみんな良い声で男前です。
デスガン4 聞く順番を間違えました、あまりに物足りなくて、ちょっと力抜け・・・ヤシキもレイジもムジカも良い声です・・・高橋君もがんばっていましたが、惜しむらくは、狂気の演技がなかったこと、あらら、私どうやら、ちょっとドラマCDに求めるものが変わってきてしまいました。どの役者さんも、みんなぶちきれ狂気を演じてほしくなる(変)。ちょっと昔になりますが、カオスレギオンというドラマCDでの森川さん狂気ぶちきれ演技は、かなり前の作品ですが、鳥肌だったと記憶してます。最近聞けないので、またそういう作品に出会いたいです。
以下は、懇話休題です。日記のタイトルにしたのですが、与太話です。
爆音の彼方にある音 ヘッドフォンで音楽を聴くとき、標準(普通の聴覚の人が並々なレベルで録音された音源を聞く場合)はだいたいボリュームを3ぐらいですか?まあ、聴力には個人差あって、私は長年のメタル生活で(爆)たぶん通常の方より難聴気味で標準が4ぐらいですが、友人なんかは2〜3じゃないかなぁ・・・ドラマCDとか聴くレベルを標準とします。そのレベルで音楽も聴いて、なんら不具合は感じないし、綺麗に聞こえると思うのですが、ポップスなんかは、それでも良いですが・・・・ さて、ここから先は、メタラーのたわごとなんですが、ライブに行ったことがあれば、ライブ会場の音のレベルが結構大きいのをご存知と思いますが、音楽関係やってる人は大体難聴です(笑)。でもこれは本当に職業病みたいなもので、爆音聞きすぎて難聴の人も居ますが、痩せた音では満足できなくて、ぶっとい骨のある音が好みになってしまっていて、小さな音量で音楽を聴いたのでは物足りない、そういう嗜好なんだと、そういう意味で難聴なんだと思います。 で、ここで再生レベルを3前後から一気に7とか可能なら8〜9あたりにするわけです。 慣れてない人は、もうそれは耳が痛いだけで、頭がおかしくなってしまいますから、いきなり8とかは危険なんで、ためしに5〜6あたりにして耳を鳴らしてから、異世界に踏み込んでもらいたいと思うのですが・・・ とにかく、ボリュームレベル2〜3あたりで聴く音楽と、ボリュームレベル8前後で聴く音楽は、似て異なるもの、別世界の別音源と言っても過言ではありません。
スタジオで音楽に携わっている本物のプロの方々は、聴力が超人的に訓練され発達していて、爆音の中であっても、各パートや音程の微妙な変化(ピッチのずれやリズムテンポの乱れ)、すなわち音場の絶妙な機微を詳細に聞き分けているので、そんな方々が作っている音楽は、爆音で聴いても小さな音で聴いても綺麗に気持ちよく聴けます。まあ、彼らが聴きながら違和感を感じる微妙なピッチのずれリズムの乱れは、大概科学の力で直してしまったり、場合によっては、そのブレが味わい深いアンサンブルになるようにバランスさせたりと、操作してしまった後の音源なわけですが・・・で、そういう音源というのは、実はボリュームレベルをがっと限界近くまで上げることで、どんどん音が骨太になって、割れるどころか、どんどん隠されていた細部があらわになって全貌を現します。
音のダイナミックレンジの話でいえば、再生装置のボリューム範囲内での音圧のレベル差なんて、それほど大きくはないのですが、それでも、レベルの低い領域での、たとえば0〜3などの狭い範囲でのたとえば0.1程度の変化は、微妙に小さなレベルでのわずかな変化なので、音そのものが痩せてしまっている状態だと掴み難い場合が多いのですが、ここで再生レベルを上げて、音の再生可能範囲(レンジ)を広げてやると(たとえば8ぐらい)、凄く大きいところから小さなところまで、かなり微妙な変化を感じ取ることが出来る、3での0.1の変化と8での0.1の変化は、耳で聞いていても、感じ取れる内容が微妙に違って来る、そんな世界です。 これは、すこし訓練しないと、大きな爆音のバックにかき消されて、微妙な(一番凄いのがヴォーカル、そして次がギター)の変化を聞き取れないことになってしまいます。 しかし、一旦耳が慣れて、そういう微妙な音の変化を体の芯で感じ取る(頭の奥かもしれませんが、感覚的な話です)ことができるとようになると、それはもう、すばらしい音楽による脳内マッサージにも等しく、爆音の中に浮遊しながら味わう、微妙なマッサージの指加減の刺激がたとえばボーカルの息遣いなんですが、それを指圧の加減のように耳の奥で絶妙な息遣いを味わえる、そんな音楽に出会えば、悶絶するほどの快楽に酔えるのです。全身の5感をすべて、耳で鳴っている音のすべてを1本1本たどりながらも、すべての絡まり合いの快感を味わいむさぼりつくす。そんな聴き方をすると、音楽ばBGMではなく、音楽こそが自分の存在のすべてとして味わえる世界に入れます。 いわばお風呂に入りながらマッサージを受けている、そんな感覚に浸れます。 ただ、悲しいことに、素人録音では、ボリュームを上げるとただのラウドノイズになってしまいます。 ここの違いがわかるようになると、特定の音源で、その音世界に酔いしれることができます。 そんな音源をつくるミュージシャン(プロデューサー)は、ヴォーカルを楽器のひとつのように扱い、アンサンブルの一部に完璧に組み込み、全体がすばらしい音場のバランスで鳴るように仕上げています。
以前にも書きましたが、こういう大音量の爆音の海に脳を浸らせると、中毒性があって、これで快感(脳のマッサージ)を与えてくれる音源をもとめて、どんどんむさぼり聞き続けてしまいますが、度を越して数時間やると、社会復帰がむずかしいぐらい耳が麻痺してたり、しばらく不調になります。 耳が痛くなる時間を自分で知っておかないと、辛い目にあいます(笑)。 電車でやるとヒンシュクですし、挿入型のヘッドフォンですと、結構早く痛みが来ます(笑)。 OPEN AIR(スピーカー)でやると、地下の防音ルーム持ちのお金持ちでないかぎり、確実に近所迷惑になりますので、専用の、耳がすっぽり入っる、ダイナミックレンジの思い切り広いすこし高級なヘッドフォンがあれば、最適です。
さて、こんな音楽マッサージ系の音源で森川さん関係の最近のお勧め"落暉落陽""白昼夢" 森川さんの、息遣いに脳天が痺れました。フレーズの終わり側のヴィブラートの繊細さは、白昼夢は過去一番じゃないかなぁ・・・そんな曲です。あと、2HEARTSなら、特に最近の曲が良いです。 あと大音量上等なのは、実はセイントビーストの曲、このゴウの歌う曲はどれも痺れます。
|