声優さんと映画とアニメと
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アイズワイドシャットや宇宙戦争やミッションインポッシブルシリーズなど、トムクルーズの時の森川さん吹き替えヴォイスは比較的中音域からやや高めのトーンが多いのですが、今日のコラテラルは結構低い方のトーンを使っていて、ヤバイです(笑)。 なにしろ、この低めトーンは結構響きがある良い声で、特にBL系ゲームやCDドラマなどで相手を組み臥す必殺技を繰り出す時の声の高さなわけで、ヘッドフォンで声だけを聴くとドキムネ吐息(爆)。
そうですねぇ・・・いくつかのシーンカットのせいで作品的にはあっさりな印象になってしまったコラテラルです。DVD発売時と、スターチャンネルプラスでの”ボイススター森川智之特集”の時にも見たので、たぶん4〜5回目の視聴ですが、1年ぶりぐらいに観てみると、これまた少し印象が違っていました。
正直、最初に観たときは、ちょっと低音ヴォイスに作り込みすぎかなって思ったりもしたのですが、今日の印象では、クールヴォイスバンザイ(爆)心地よい悪役でした。 作品のトムの表情には丁度良くフィットした感じ。
よくよく考えたら、ヴィンセントが自分の生い立ち(父親との確執)を不覚にもマックスにぺろっと話してしまったりなどの、冷徹なプロの殺し屋のくせに、どうにも人間らしさがでてプロの恐ろしさが薄らぐ場面がカットされていて、終始クールで恐ろしい男、さばけた男の不覚な末路みたいなイメージに編集されていて、最後の最後に逆襲されて我を失う演技までのメリハリが結構利いていた感じ、映画は編集で印象がかくも変わるのかと、ちょっと感心。この感じでは、かなり嵌っている印象がありました。(勝手なものです、自分)
しかし、映画としては賛否両論ある印象のコラテラル。 トムはこれでアカデミーを狙っていたみたいですが、演技的にはジェイミーに喰われてしまった感じです(ノミネートは助演男優部門でジェイミーですし、同じ年に主演男優部門でジェイミーは”レイ”の主役でオスカー取ってしまいました)。 殺し屋としての身のこなしが、いかにも特殊部隊上がりの戦闘のプロという身のこなしで、トムの演技に切れがあって精悍な印象ですが、後半の展開、そして結末へむかって失速した感じで、優等生演技から脱却できなかった(森川さんが良く言うところの演技で”出す”という部分意味では、トムには出し切れていなかった感じです)。 全体として、突っ込みたくなる部分も多いお話ですが、演出とカメラワークの上手さが光っていて、さすがの水準の作品です。最近ちょっと某金髪のお兄さんのせいでB級C級のアクション系作品が多かったので、監督マイケル・マンの上手さに、久々に安心して映画を観たなぁという印象。
web拍手とメッセージありがとうございます >「オトダマ-音霊-」のキャストに森川さんが!なかなかヒネた役のようです。 教えていただきありがとうございます。おかげさまでタイミング良くマンガ本を先にゲットできて、なんとかwingsも探し当てたので応募することが出来ました。原作もつい今週読むことができました。なんだか、先日観たカウボーイハットにベストに腕だしの森川さん(ネオロマとプレミアムライブで似た帽子を被っていた森川さんにキャラがダブって見えてしまい、声がリアルに脳内変換で響きました。セリフ量は少ないですが、なかなか面白い役だと思います。とても楽しみですね。吹き替えでもドラマCDでも、くせ者役は演技の切り口がどうなるかわくわくしてしまいます。
>MP様 録画失敗ですか?残念。でも今回はDVDと同じバージョンですから、まだまだ観るチャンスはあります。 素敵なんで、映画は好みが別れそうですが、森川さん出番も多いしセリフも素敵なので、是非一度チャンスがあればご覧になってください。
映画の途中でポーションのCMを観ました。セフィロスの戦闘シーン、みたことないやつですね、来年でるPS3用のプロモ映像かなぁ・・・カッコイイです。
F1最後の最後にすごかったです、若者には試練でしたが、努力が報われた赤組の人に乾杯。おめでとう!!
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