声優さんと映画とアニメと
もくじ一覧前の日次の日


2007年09月02日(日) ドラマCDのレベル

地球へ〜を観てると、途中でやっている「フェイタルイナーシャ」というゲーム?のCMのナレーション声が、どうしても森川さんに似ていて、耳を凝らすのですが、どうも最後の台詞の言い方が、違うかもしれないと思わせる感じで、それ以外のセンテンスは、すごく森川さんに似てますが、どうかなぁ45%ぐらいの確信?

ドラマCDをすこし消化中。

BLOOD ALONE2(原作 高野真之)
クロエ・・・・・森川智之
ミサキ・・・・・中原麻衣
サイノメ・・・・・田中理恵
スライ・・・・・三木眞一郎
ヒグレ・・・・・小林沙苗
森山弁護士・・・・・松本保典


サウンドドラマの世界表現を知った人の手によるしっかりしたつくりになっていて、綺麗な仕上がりの作品、BGMやSEは1巻目と同じく、とても安定していて、声優さんの声を、その魅力的な部分をとても綺麗に収録していている。音響監督さん上手い。

クロエ役の森川さんの声が素の声と同じ高さ。とても柔らかくて優しい響きで、めろめろになるやわらかボイス。コレはかなりぐっと来る。吹き替えに近いナチュラルトーンで優しい森川さん声が好きな人間には、なかなか魅力的な1枚。
三木さんと松本さんがすばらしい演技を聞かせてくれるので聴き応えあり。
女性陣も悪くないし、役者さんの演技には文句なし。
お話は、うーん、1話はほのぼの(ちょっと始まりのつかみとしては、かなり物足りないけど、少女マンガにはありがちな乙女な展開)、2話目は、アクションがあって聞き応えあり。3話目は甘めだけど、笑えるので楽しい内容。
やっぱり正直な話、サイノメとクロエの掛け合い、弁護士(松本さん)とクロエの掛け合いがハイライトかな。

これまた、本編とフリートークの間が短すぎ。森川さんのお気に入りシーンに”ぷぷ”と笑ってしまいました。なぜか、この間のライブでの「みんなと風呂に入りたい」を思い出してしまいました。
(ぜんぜん内容と関係ないのですが・・・)


獣のごとくひそやかに ー言霊使いー(原作 里見蘭)
滝川 聖・・・・・・宮野真守
隼王・・・・・・・・森川智之
綺莉・・・・・・・・小清水亜美
史暁・・・・・・・・中川真吾(D-Boys)
乃々果・・・・・・・名塚佳織
フランケンウルフ・・中村優一(D-Boys)
真名弓弦・・・・・・速水 奨
ファン・・・・・松山タカシ(旧:鷹志、マニメでダガスコスの人)
うーん、脚本がときどき微妙。
音響がかなり綺麗。構成や演出、SEなどの効果音も、ぼちぼちな良い仕上がり、録音関係者は一流かな、この水準で黒執事も作ってくれていればなぁ・・・BGMは雰囲気に良く合っています。
話としは、なかなか面白かったですし、好きなパターンの展開なので、展開は楽しめました。

この先の感想は辛口です。
とにかく、状況や人間関係から物語の設定や背景まで、なにもかも森川さんキャラの隼王がモノローグの形やセリフで説明しなくてはならない。時折、他キャラも強引にセリフに状況説明を混ぜるので、とたんに各声優さん達の演技の流れが悪くなってしまい、そのシーンばかりが気になってしまって・・・
とにかく、主だったシーンで森川さんの役は出番もセリフ量もすごく多くて、他のメインの男性キャストの演技にかなり微妙な人が多いせいか、まるで、森川さん一人でドラマCD出来を全部背負わされている感じがして、ちょっとなぁ・・・

主人公聖役の宮野マモ(笑)君、熱演ですが教科書演技。デスノの方がまだ聴けるかなぁ・・・昔昔の福山君の雰囲気に近い?
最近、立て続けに聴いた若手の人(ギガンティックフォーミュラの主人公とか)も、そっくりな演技をするので、みんな養成所の優等生なんだろうなぁ、もっと場数踏まないと個性が育たないのかもしれない。
義理のお父さん役の人、この人がぜんぜんお父さんの演技じゃなくて、なんだか壊滅的。
謎の存在の速水さん、カッコ良かったですが出番があまりに少ない。

D-BOYSのお兄ちゃん達は、私が大昔の大学生時代に、自分達で脚本構成演出録音編集ミックスダウンまでやっていた同人サークルのラジオドラマで演じていた(自分を含む)役者さんが、彼らと似たレベルだった(爆)。
小堀修役のお兄さん、声が山口勝平ちゃんの若いころに似ていました。若手では一番まともで、柿原君に似た雰囲気。グレンラガンをみた直後だったので、最初は柿原君かと思った。

そんなこんなで、前半演技の波に乗るのが難しそうだった森川さんですが、隼王の声のトーンやせりふまわしはスパロボのキョウスケに近い感じで、正直すごい好みだったので、とりあえず2回聴いてみました。
自分の印象に間違いがないか確かめるために・・・うーん、2度目の方がもっと粗が気になった。

一番残念なのが、隼王が仲間を捨てて聖を選んだ理由や動機をモノローグで説明するのですが、どうにもさっぱり説得力がない・・・なにが彼の心を突き動かしたのか、肝心の部分の説明が弱くて良く見えない。

たぶん、仲間を裏切って闘うシーンが一番のアクションシーンなんだけど・・・史暁君と聖が・・・(笑)。
最後の終わり方、脚本の構成からして、これ、この作品では名前の順番では聖が主人公ですが、本当は隼王が1番手の主人公?

この作品も、なんだか唐突に最後のトラックの声優さんのコメントが始まります。
森川さんのコメントを聴くと、あまり出来に満足していない?

今日はこのぐらいに・・・






まいける2004 |簡易メールシルバーナの船室(コラム)

web拍手↑