声優さんと映画とアニメと
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| 2007年08月04日(土) |
俺は海賊王になる!(追記) |
昨夜はパスコレの無い寂しさを補おうと思って、マ王降誕スペシャルのCDを聞き始めたら、不覚にも途中で寝入ってしまって、コンラッドの「陛下起きてください」という、思いきり耳元囁き声で、びっくりして一度目が覚めました(マジでダイナマイト級の破壊力の腰砕け囁きヴォイスでした)。が、強烈に眠くて、日記をサボッて寝てしまいました。不覚。しかし・・・コンの囁きは飛び起きるぐらいに強烈でした。
で、マ王降誕スペシャルCDですが・・・・ いつもながらのマ王のお遊びドラマCDとして爆笑。とくに井上さん汁ギュンターと編みぐるみが趣味なグエン大塚さんの掛け合いが、一番面白かったのですが・・・ これ、よくよく聴くと、もしかしてグェンダルとコンラッドの二人だけ、先録りだったのかな?(でも、本編でのこの二人でのからみはほとんど無いですが・・・)、他の人が後から彼らの演技に合わせた感じ?あくまでも最後のキャストテーマトークを聴いた感じ、それだけでの推測ですが・・・。 最終トラックの声優さんトーク、お題は、お誕生日で感動したこととか感動したプレゼントなど。森川さんは、やっぱりそうなのかって感じで、20周年ディナーショーの想い出を、昼の部で涙がつつつっと出てしまったと・・・照れくさそうに語っています。彼の生涯の中でもかなり素晴らしい想い出になったのだろうなって思うと、一緒にお祝いできたファンは冥利です。DVDがあと少しで発売になりますが、楽しみで待ちきれないです。
ナイトミュージアム DVDが届きまして、なんとモアイのストラップというおまけ付きでした。ビニール製で顔をみょーんと挟んで押すとガムを膨らます優れものです(笑) 旦那が観たことなくて、4月末にハワイに行ったときに新作コーナーに並んでいて欲しがったのですが、あとで吹き替え版を買うからと、がまんしてもらって待ったのですが、待たせた甲斐がありました。 これ、私は機内で何回みたか判らないのですが、もう何回みても楽しいし面白いので、最高。 そこで、旦那にさりげなくモアイの声キャスの印象をティスティングしてもらいました。モアイの声は玄田さんか森川(ゴーヤーン)か?と聴いてみたところ、彼もゴーヤーン系に聞こえるとのこと、我が家ではモアイ=森川説が有力になりました。 正直、箱裏には森川の森の字もでていませんし、エンドロールの後に日本人キャスト名もないですし、リーフレットもないですし、箱書きには4人ぐらいしか名前ないですし・・・オーウェンの名前も勿論ないです。でも、どうしても、玄田さんに一瞬が聞こえるのですけど、それがドカベンのころの玄田さん声な感じ。なのでかなりゴーヤーンって気がします。
パイレーツオブバルト(エピソード1&2) ドイツのTV映画、暴君ネロとおなじような雰囲気の作り方、典型的なヨーロッパのTVドラマ風味の作品。全編ドイツ語で舞台もドイツです。森川さんは主人公で、顔の雰囲気はクリストファー・ランバート風味(イギリスの俳優さんでショーンコネリーと共演したQueenが曲を提供したハイランダーという作品が有名)に似た印象のドイツ人の役者さん(TV俳優さんかな?)。ダークな金髪の面長なドイツ人顔で体つきもしっかりして、そこそこ筋肉質ですが、1巻目の中盤以降ずっと海賊髭になっちゃってからは、あんまり好みじゃない・・・、敵役が逆に超私好み、黒髪で彫りが深くてハンサム。できればこっちの人を主役にして森川さんの声で聴きたかった、きっとコルセーアのアヤースが生身になっているみたいな、そんな雰囲気を味わえたのになぁと残念。声は内田夕夜さん。こうやって聴くと、やっぱり平川大輔が頑張ってちょっと太めの声をだしてる印象も、でもって内田さんにしては結構低めのかっちりした声とセリフ回しが、かなり素敵でした。 主役のクラウスな森川さんは、最初は無垢で冒険に憧れる青年という感じで、吹き替えで良く使う、やや低めの爽やかで軽やかな青年トーンからスタート、後半の海賊になってからは、もう痺れるぐらに男前な低めの響くトーンでしかも、ダンテ(ダンテはちょっとかったるそうにしゃべりますが)を快活にした感じのビシッとした骨っぽいセリフ回し、いゃぁ〜素敵でした。出番もたっぷりで、1と2の合計で180分ほど、モリモリほぼでずっぱりに近くて、かなり男前な役とセリフを楽しめます。
ただし、お話は・・・ぼちぼち(笑)。 親を惨殺され、兄や幼なじみの恋人と別れ別れになって、辛くも僧侶に助け出されたクラウス少年、修道院で育つも、成長して青年になると冒険心を押さえることが出来ず、親友で育ての親の破戒僧と修道院を脱出。 たどりついたハンブルグ港で昔の恋人や親の敵などさまざまな人に出会う。 一方その時代、ベルギー女王が海賊を擁護するために北の海域の航路は危険な状態、ハンザ同盟(歴史で習った記憶あり、でも名前だけ)は自分たちの商船がつぎつぎと襲われるため、なんとかベルギーと同盟を結ぼうと画策中。はじめは好青年だったクラウスだが、紆余曲折の末ついに憧れていた船乗りになって海へ・・・やがてはベルギー女王軍、ハンザ同盟軍、両方を相手に暴れ回る義賊として有名を馳せる海賊となるのが森川さんの役。対する、親の敵であり子供の時に結婚を誓った恋人の許嫁でもある、ハンザ同盟側の貴族の息子役が内田夕夜さん。この二人のがっぷり四つの対決物です。
しかしなぁ・・・実際のところ脚本がぐだぐだ気味でキレというかテンポが悪い、全体の登場世界のスケールがちいさすぎで、なんとなくこじんまりとしたつくり。舞台の半分以上が陸でのお話で、あまり大海原海戦物というスケール感を味わえないまま、ラストへ。小説として読むとかなり面白そうな展開ですが、如何せん低予算での映像化、そして演出と脚本に力不足を感じました。さすがはドイツという感じなのは、同じ海賊物でも、ディズニーの作ったパイレーツオブカリビアンに比べると予算は50分の1ぐらいかな?(笑)、ドイツ製だからなのか、かなりくそまじめな登場人物達、全体の雰囲気からこれはちょっと大きめの子供向けの作品なのかな?と思います。これはきっとそのうちNHKがオンエアーしそうな、そんな雰囲気です。
以下追記
復員兵 今日の午前中、彩雲国を観た後にすこし家の用事をして、再びTVをつけると、丁度NHK教育で「半分のさつまいも」が残り30分ぐらいのところまで来てました。そこから最後の復員兵が来るシーンも含めて、ずっと観ていました。いやぁもう復員兵のおじさん(お兄さんとおじさんの中間ぐらいの歳の雰囲気)。やわらかくて誠実そうな声のトーン、だんだん哀しみと絶望の嗚咽がセリフに混ざり込み、かすかに掠らせ震わせながら・・・そして涙。もう、このシーンは何回みても号泣、ほんとどっと涙が出てきて目が曇って画面がにじみました。 森川さん凄すぎです。これは本当に最高の演技です。 エンドロールで出演キャスト名が流れて、最後のナレーションの一つ前、単独で彼の名前を観るたびに、いゃーあここまでの役者になったのかぁと感無量。子供教育用の作品として、戦争の悲惨さというより戦中後の人日々との生活の辛さを風化させないため今の子供に伝える役目の作品なので、どぎつい描写はなく物足りないし、主人公の上戸彩の演技もかなり物足り無いのですが、それでも、他の出演のうえだゆうじさんも山口かっぺいさんもみなさん熱演。なかなか綺麗に仕上がった作品。復員兵のシーンの演出はもう、すばらしいの一語です。
デスガンCD3巻目 うーん、うーん、正直、うーんな仕上がりだなぁ。
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