ありさかニキ
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2005年03月13日(日) 数日遅れで世間に便乗。


でもこの相互的な後進性がどうのこうのと。
イギリスだってヨーロッパの流れの中からみて後進的だったからこそああいう国になったのだ、とあの人も言っていました。誰だ。封建とかね。フランクとかね。あそこのくだりですよ。今とうとつに自分が史学科生であることを思い出しました。

そんなことを言っている場合ではありませんよ。



裁判、ライブドアが勝っちゃったってマジですか。



こんなインターネットの片隅でこんな主張をするのもどうかという感じもしなくはないですが、え、え、え、え、なんでみんなそんな「あーそっちきゃー」みたいな平和な苦笑してるんですか。もっと攻撃的に行こうよ行かないの。フジテレビのあの裁判にもってくまでのあの勢いはどうしたの。
しかもフジのあの人、誰だ、あのおじいちゃん、なんだか急にてのひら返したみたいに「今後はライブドアとの提携も視野にいれてどうこう」、


ハッ?


フジが最後の砦だと思ってたのに。
もっと強く抵抗してくれなくちゃいやだ。

ていうか、ここまででもう明らかかとは思いますが、わたしはライブドアものすごく反対派です。むしろその中でもとくにカゲキ派と称されても文句はないくらいの勢いですかも。社長本人のあの人というか世間というかまるきり見下して小馬鹿にしたような態度も人柄ももちろん椅子を投げたくなるくらい癇に障るけど、何よりも俺が日本を変えてやるみたいなあのイキがった思想と態度がものすごくイヤッ!!!!!!
ここでこのことについて語るとただのわるくちみたいになってしまってアレですが、まあアレですよ、つまり何が言いたいかって、今回のことに限って言うならあれですよ、インターネットのさらなる可能性ですか?メディアの乗っ取りですか?インターネットで???
なんですかそのパソコンオタクが正当性を持とうとするみたいなっ(暴言。
アナログを全否定して消そうとしているのがとてもなんかアレです。否定するだけならまだ見過ごせるものの、それを実際に実行するっていうのはいかがなものですか。わたしがこうしてライブドア社長を全否定していて、この駄ニキ発言だけならまだライブドア賛成派のアナタも黙って見過ごせているでしょうが、実際わたしが彼のこと惨殺したらそれはちょっと待てよって思うでしょう、いやしないけど。何の話だったっけ。
ニッポン放送のなにがいけないの?ラジオの何がいけないの?いやそういうことはえてして言ってないんだろうけど、とりあえず何をどうするのか全くわからないけど、「メディア→インターネット化」の理論がそれはもうものすごくいただけないわけですよわたしは。
わたしはラジオをまったく聞かない人間なので、実際なくなったら困るかといえば全くもってそんなことないし、過去にある貴重なラジオ体験でただひとつ思い出せるのは「なんだこれ電波こねー」チャンネルを合わせるのにものすごく手間取って結局できなかった虚しい思い出しかないわけですが。
でもなんていうかな、こういうさ、アナログの不便っていうかさ。苦労っていうかさ。それこそがアナログの醍醐味だとわたしは思うわけですよ。
デジタル時計は確かに一瞬で正確な時間がわかるけど、アナログ時計のあの午前?午後?どっち?みたいな戸惑いとか、秒針を見て時の流れを感じたりだとか、360度の小さな宇宙を見つけたり、そういうセンチメンタルっていうですか、心のゆれですか、なんかうまく伝わってないかもですけど。
時計っていうのはそもそも「時間を知るためのもの」なんだけど、その定義だけに着目してそれだけを追った結果がつまりデジタル時計なんだろうけど、もともと意味とか意義とかそういうのはひとつじゃないと思うわけですよ。「時間を知る」っていう大前提の要素があったとしても、そのまわりに、たとえばさっき言ったみたいな秒針に流れを感じたり宇宙を感じたり、しませんかそういうの、でもわたしはするからひとりでもそう思ってる時点でそれも立派な要素のひとつと思うわけで。

ライブドアがだめだっていってるんじゃなくて。
ホリエモンがだめだっていってるんじゃなくて。

あくまでそういう社会の流れっていうか、風潮ですか?そういうのにものすごく不安を覚えてしまっているわけですよ。わたしだけですか?古くさいといえば古くさいのかもしれないし、時代錯誤とか時代遅れとか、もしかしたらそういうふうにとられるのかもしれないけども。
もうひとつ例をあげると電子辞書とかですね。わたしはなんだかんだ言いつつ結局使ってない人ですけど。電子辞書使わずに課題どうしてるかって、わたしは未だにぶあつい紙辞書をわざわざカバンに入れて持ち歩いている大学生なわけですけど。
たしかに辞書っていうものは「わからない単語の意味を調べる」ものですよ。そのための辞書ですよ。でもぶあつい紙辞書をぱらぱらやってると「めんどくさい」とか「めがちかちかする」とか「いちいちアルファベットの歌を口ずさまないとGとかPとかRとかの順番がわかんない」とか、重いとか痛いとかかさばるとか面倒臭いとか。そう。二度出ましたけど紙辞書はとにかく面倒臭いわけですよ。
でその辞書の存在理由と利便性を追求した結果「電子辞書」なるものが生まれたわけですよ。わけですよね?
…疑問に思いましょうよ。魔性ですよ。よくないですよあれ。
もちろん学生のみなさんだったら課題の時間に追われてるとかテストに間に合わないとか、部活やって毎日へろへろで明日英訳当たるのに何もやってねぇーとかいう切羽詰った状況下、のんきに紙辞書ひきながら「えーびーしーでぃーいーえふじー」とかやってる場合じゃなかろうとは思います、思いますとも。その苦労は紙辞書ユーザーとして非常によくわかります。
だけどそういうのをちょっと端に置いといたときに、紙辞書のその「大前提」とは一歩はなれた、それとはまた違った「良さ」に気が付きませんか?
わからない単語を知るのが辞書だけど、「わかっている単語の違う意味や使い方を見つけたりできる」のは紙辞書だけですよ。ひいている途中に他の単語に目が行くから紙辞書っていうんです(持論ですけど)。もちろん時間に追われている学生の皆々様がたにとってはその「余所見」すら惜しい時間なのかもしれないですけど、でも一度でも紙辞書つかったことあるひとならわかると思いますけど、そのほんのちょっとの「余所見」の積み重ねが、確実に今の自分をつくってる基礎になっていると、そう感じることってありませんか?
調べることが大事なんじゃないと思うんですよ。わからないことを人に聞いたりなんかせずにみずからの手で調べているというその過程と、そうすることにより得ることが出来た「必要プラスアルファ」の知識が、だいじなんだとわたしは常々思うわけですよ。



アナログの不便は、ただ不便なだけじゃない。
不便だから時間がかかる、時間がかかるからこそその中に、普段は素通りしてしてしまう「何か」を見つけることができると思うのです。向き合うことができると思うわけです。



そういうのを全部無視してさ、電子化だーインターネットだーって、ちょっと。奥さん。
今までだらだらとじぶん理論をえらそうに並べ立ててきましたが、でもまあ、けっきょくはただの感情論なんだと思うんですけどね。まあ今のわたしがそもそも感情てきカゲキ派ですからして。
そしてそれを自覚したうえであえてもうちょっと言わせていただくと、ハイもう、なんかもう、どんどん感情的な方向に話がエスカレートしてしまいますけど、どのへんがかんじょうてきだっていうとつまり、わたしはそもそもインターネットでなんでもできてしまうそんな領域がキライなのですよ。出た「キライ」。文末が好き嫌いになってくるあたりがすでに手の付けられなくなった感情論なのだとゴ理解ください。
だってさ。画面ひとつで何でも出来ちゃう世の中ですよ。おそろしいと思いませんか。
実はこのまえネットで後輩と行く温泉旅行の旅館の予約をしたんですよ。ネットでですよ。宿の予約ができちゃうんですよ。わたしは電話しようって言ったんだけどそのとき時間が深夜の2時とかで。不可能な時刻で。なんかフツーにできちゃうもんね。そういうの。イヤとかキライとか言っときながら結局利用してんのカヨーという議論は今はわりと関係ないのでスルーなのですが、まあやったやらないはちょっと抜きにして、実際わたしはそういうのにカナリの嫌悪感をいだくというタイプの人間なのです。
宿の予約だけじゃなくて買い物とかもできちゃうの。そういうの。わたしはこの通りのかんじょうてきな理由からインターネットショッピングなんてものは使ったことがありませんが、まっこなんかはフツーにネットオークションしてるし(まだ未成年だからって仕方なくわたしが契約してあげたID使い放題でネ)おねえちゃんもママもフツーにアマゾンで本買ったりして。
いやいやいやいやいやいや。
確かにウチのまわりにはでかい本屋ないし、お姉ちゃんなんかはでかい本屋にすら置いてない激レアな本を激しく読みたがるたちだし、ママだってすでに本屋には置いてないような研究書とかそういうの探してるし。いや、確かにおうちで買い物ができるんだもん、べんりよ?しかも品揃えも格段に豊富で。すごくべんりよ。べんりなんだけどさ。
スゴイ不自然なべんりだと思いませんか?
だってもともと生活の中にはまるでなかった「便利」なんですよ。そんな突然降ってわいたような恩恵を何の躊躇もなく受け入れてしまって本当にいいんですか?イヤとかキライとか言うよりもなんだかすごい不安なんですよ。だってこのまま科学の利便をただ享受しているだけの生活が続いてみなさいよ。いつか爆弾持たされたってきっと「わーべんりねーアリガトウ」なんて言って享受するんですよ。アリエナイ。飛躍しすぎですか。でもゆくゆくはそうなってもオカシクないって話ですよ。アリエナイ。

木造建築が壊されて鉄筋コンクリートのマンションになってもなんとも思わないんですか。あんたたち大人が育ってきた環境ですよ。あんたたちが今みずからの手で壊そうとしているのはまさにそれですよ。
ライブドア社長だってラジオ聞いて育った年代じゃないんですか?それを何をいまさら、ここ数年の間にポッと出てきたパソコンなんてゆうオタクな機械に夢中になって偉そうにごたく並べてやがるって話ですよ。いやもうほんとアリエナイね。なにがネットだっつうの。今やってるけど(ぁ。
経済とか商売とか経営とかって本当つくづくわからない。大学の推薦とるときにそっち系の学部もじゅうぶん取れたんだけど全くといっていいほど興味なかった。むしろ法学部と悩んでたくらいだし。うちの学校の法学部はくそ学部だと評判ですが。でもそれでもうちの学校でもわりあいそこそこなんじゃないっていわれる経済には本当に興味なかった。むしろ「将来のために意味ない文学部じゃなくて意味ある経済学部を選びました」なんてイキがってるバイトの先輩を無条件に嫌うくらいだから相当な思い込みです(笑)



ああもう。
まじありえないあの男。



ここまで一人の人間を嫌ったのは本当に久々という気がします。ていうか会ったこともないっていうかいやいやそれ以前に下の名前も知らないのに妙な話ですが。ていうかいろいろ間違ってる気もしますが。
でもこれでフジの異議申し立ても結局うまいようにいかなくて、このままあやつがどんどんニッポン放送株でのしあがってきたらどうなるんだろう。
わたしのイメージする日本の未来というのはドラえもんに出てくるあんな感じの未来なのですが、そして願わくばそうなる前に地球なんてぶっとんで消えちゃえというわりと救えなく破滅的な思考回路なのですが、いやほんと、いつかそんなドラみたいな近未来的都市ができちゃったらどうしよう。とりあえずトンガ王国あたりに逃げよう。そうしよう。トンガでよかったんだっけ。日本がそうなってるってことはアメリカとかヨーロッパ諸都市なんかは当然期待できそうもないし。







それにしても何かでっかいことを企むならそれ相応のでっかい国へ行ってそっちでやれと思いますね。
ライブドア社長は世界規模のナニカをしたいらしいですけど。
まじアメリカ行け。そっちの方がいいよ。日本語なんて所詮日本一カ国でしか使ってないんだからさ。英語ならもっともっと大勢の人が見てくれるでしょうよ。そうだそうだ。もうアメリカいってよはやく。日本からきえてなくなれ(暴言。










そういえばこのニキを書いていていつか詠子が言っていた彼女なりの「アンチグローバリゼーション」話をふと思い出しました。おおいに共感して読んだ記憶が。やっぱりその国に特有の文化とかはきちんとしたカタチで保存してほしいよね。いやまったく上記と関係ない話ですけど(笑)

かづきさんのニキでまで心配されちゃって、そろそろ口で言うばかりじゃなくて本格的によんりゅうきでん(わたしは「よん」とか言ってますけどたぶん「し」でアタリかと、笑)どうにかしなきゃというかんじです。ね。いや本当に終わるのかヨーみたいな懸念がね。あはは(逃避)。そちらのゲットレディーさまも終わるのかYO!(対抗してみました。








みー。(失速。



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