Felixの日記

2005年03月22日(火) 大阪で買ったCD。

万博へ行く前に梅田のJEUGIAで買ったCDは、

*「明清北堂天主教晩祷」(K617 K617155)
*グノー:宗教曲集(Carus 83.161)
*J.S.バッハ:初期カンタータ集Vol.1(シャンドス CHAN 0715)
*シャルパンティエ:真夜中のミサ、他(ナクソス 8.557229)
*ドヴォルザーク:交響曲第6番(ロンドン響自主制作、LSO 0059)

の五枚。

 「明清〜」は、中国の明・清朝に北京の天主堂で営まれた「聖母マリアの夕べの祈り」を再現したというキテレツな一枚。ジャケット絵が「清朝の皇妃の装束をまとった聖母子画」というのもキモくてベネ。
 聴き始めると、まず太鼓の連打、そして、夕べの祈りっていうよりは「満漢全席カモン!」みたいな中国楽器乱舞と合唱。これが「アヴェ・マリア(中国語)」だってんだから驚く。
 それに続いて、西洋楽器伴奏によるイタリア語聖歌、そして西洋楽器伴奏による中国語聖歌!チェンバロ、チェロの通奏低音に乗る中国語のイントネーション、違和感バリバリで楽しすぎ。
 そんな感じで漢洋混合(ていうのか)のミステリアスな宗教的雰囲気を堪能できる一枚、輸入盤CDではあるが、クラシックに興味のない人にも蝶おすすめ。だいたい「音楽史」の棚にあると思います。

 大バッハの初期カンタータ集は、パーセル・カルテットを中心に器楽・声楽ソリストを集め、「各パート一人」で演奏するスタイル。ちょっと前にルター派ミサ曲集を出していたが、カンタータにも手をつけた。収録作品はBWV4,131,106,196。声楽パート担当の四人は、エマ・カークビー、マイケル・チャンス、チャールズ・ダニエルズ、ピーター・ハーヴェイ。
 エマさんの歌声は、昔に比べやや年がいったかなと思うけど相変わらず可憐。そのためアンサンブルではどうしても声が浮いてしまうのが難点だけど、そこには目をつぶる。
 バスのピーター・ハーヴェイにもう少しこう、深みがあればよかった。BWV4の「ここにまことの過ぎ越しの小羊あり」、BWV106の「今日、汝はわれとともにパラダイスにあるだろう」が大好きなだけに。同じスタイルで演奏した盤であるカントゥス・ケルン盤の圧倒的演奏には及ばないが、半分エマさんとマイケル・チャンスのために買ったようなものなので、気にしない。

 ドヴォルザークの交響曲第6番は、サー・コリン・デイヴィスがロンドン交響楽団を率いて2004年9月に行ったライヴ盤。理性を保って突っ走る、という感じの演奏。自分はケルテス盤を持っているが、こちらもLSOなので、響きにあんまり違いがない。今度はご当地モノを買ってみよう。彼の交響曲は、7〜9番以外はマイナーなので、バラ売りしているのがあるかどうか。

 京都のJEUGIAに行ったらミヒャエル・ハイドンのレクイエム(Hyperion CDA 67510)が置いてあったが、お金がなく購入は断念。この作品はモーツァルトのレクイエムと多数の類似点があり、モーツァルトが彼の作品を参考にして作曲していった、という説が唱えられている(モーツァルトは、ほかにもヘンデルの作品からも素材を借りている)。また後日買おう。



 今日のGOA〜Lのゲストは駒野。新婚生活については多くを語らなかったが、受け答えがかなりこなれてきたという感じ。駒野選手に質問のコーナーに出てきた小学校中学年の兄妹の受け答えがメチャメチャしっかりしていたのに感心した。
 最後に駒野選手へひとこと、ということで妹さんが、
「今年はリーグ戦全試合出場できるよう頑張ってください!」
と言ったのには参った。先日の第2節で退場したが、ナビスコ杯で出場停止を消化し第3節には(今度の緑戦で退場しなければ)出場できるというところをしっかり理解して言ったのだとすればたいしたものだ。いまおかさんに駒野も驚いていたよ。
 ベットのポルトガル語講座は面白いので、これからもぜひ続けてほしいと思う。


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Felix